「わからないんだったら、質問してよ!」と注意されてモヤモヤしたことはありませんか?例えば、新しい仕事で作業内容を説明されて、その作業をやってみたけれど、確認したら間違っていた場合に言われることがあります。
新人さんなどに多いかもしれません。
私もよく注意されていましたが、実はわからなかったのに質問をしなかったわけではないんですよね。
質問しないことで、結果的に判断を間違ってしまっただけです。
質問していれば間違うこともなかったのに、なぜ質問しないのでしょうか。
私の経験も交えてお伝えします。
なぜ質問しないのか?
質問をしない理由はいくつかありますので、見てみましょう。
わからないことがわかってない
これは口下手かどうかはあまり関係ありませんが、そもそもわからないことがわかっていないんです。
初めての作業の場合など、経験したことがないのでわからない部分が自分でわかっていないことがあります。
なので、質問がないのではなく、質問すべき項目を思いついかないのです。
その時に「何か質問は?」と言われても、何も質問することはないんですよね。
独自に判断する
作業していて迷った部分が出てきたとき、「おそらくこうだろう」と自分で判断して、質問せずに作業を進めてしまいます。
質問することは、相手に時間をとらせることになります。
それは申し訳ないと気をつかってしまうんです。
しかも、質問するということは、わからない箇所を相手に説明しなければ答えをもらえませんよね。
特に口下手な人だと、わからない箇所をどう的確に伝えたらいいか考え込んでしまいます。
それよりも、独自に判断して作業してしまおうと考えます。
相手を巻き込まずに、自分の中で完結できるので、その方がラクに思えてしまうのです。
そんなこともわからないのかと思われたくない
質問をすることで、恥をかきたくないことも挙げられます。
口下手な人はシャイな人が多いので、こういう傾向が強いです。
例えば、説明の中で横文字や専門用語が出てきた場合、「これはコンセンサスとってから進めてね」と言われて、「コンセンサス」がわからなくても質問できないことも。
こんなこともわからないのかと思われたくないからです。
聞くは一時の恥、というのはわかっているんですけどね。
ちなみに、コンセンサスは複数人の同意や合意の意味です。
「わからないなら質問して!」と言われないために
「わからないなら質問して!」と注意されないためにはどうすればいいのでしょうか。
具体的に想像すると疑問が出る
説明を受けている間に、自分の頭で作業してみることです。
聞きながらイメージするんですね。そうすると疑問点が出てきます。
つまり、わからない部分を説明されている間に見つけてしまうわけです。
ポイントは自分一人でやる場合を具体的に想像することです。
こうするとリアルタイムに質問できるので、後から疑問が出てきて悩んだり、時間を無駄にすることもありません。
質問したほうが相手は安心すると考える
相手は質問してもらったほうが、安心すると考えて、疑問が出たときにその都度質問すべきです。
こんな質問したらバカにされてしまうと恐れる気持ちもわかりますが、作業を間違って進めてそれが発覚したほうが評価は下がりますよね。
質問して進めたほうが、相手は進捗状況もわかるし、実際安心します。
また、もし質問するときは、唐突に質問内容を言うのではなく、「ちょっと今いいですか?」を伺うようにしましょう。
相手に時間があれば、質問を聞いてくれますし、時間が無い場合は「10分後にして」などと言われるので、その言葉に従えばいいだけです。
また、説明を受けたのに忘れてしまう場合もありますよね。
その時は、「すみません、もう一度教えていただきたいのですが」と言えば大丈夫です。
まとめ
口下手だと人とのコミュニケーションが他の人よりハードルが高いことが多いです。
だから、人に質問することも億劫になりがちです。
それによって誤解されてしまったり、損をしたりすることも多いのではないでしょうか。
そんな誤解が「わからないなら質問して!」と言われてしまうことにもつながります。
疑問が出たら、人のことは気にせずどんどん質問しちゃうくらいの気持ちを持っていきましょう。
そうすれば誤解されて損することが一つ減るはずです。
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