アドリブでちゃんと話すことができません

話し方のコツ
話し方のコツ

「会議で意見を求められて答えられない」、「プレゼンで予期しない質問が来てあたふたしてしまう」、「雑談で『何か話をして』と言われて頭が真っ白になる」

このような状況で臨機応変に対応するのって難しいですよね。

多くの人がパニックになりながらも頭をフル回転させて対応しようとします。

でも、うまいこと対応ができずに、アドリブができないことを悩んでいる人は少なくありません。

今回は、話すことにおけるアドリブについてお伝えします。

アドリブができないのは

アドリブで話ができない理由はどんなものがあるのでしょうか。

的外れなことを言ってしまう不安

事前に準備した原稿や言葉ではありませんから、的外れなことを言ってしまうリスクが高くなりますよね。

「何でそんなこと言っているの?」とか「バカじゃないの」などと思われてしまわないかと不安になります。

もし的外れなことを言ったら恥をかくことになりますし、能力が低いと思われてしまう気がして、アドリブで話すことができないのです。

その場で思いついた言葉が適切なのか自信がないんですよね。

思いつかない

何も思いつかない、話すネタがないパターンです。

予想もしないことを質問されたりして頭が真っ白になってしまった経験はありませんか?頭が真っ白になる要因は、緊急事態に焦ってしまう精神的なものと、そもそも話すネタが頭の中にない状態の2つあります。

精神的な要因ならば、落ち着かせることができれば話せる可能性もありますが、頭の中に何もない状態では話すことは不可能です。

なので頭の中に何もストックがない状態になるのは避けたいところですね。

アドリブで話せるようになるには

では、アドリブで話せるようになるにはどうすればいいのでしょう。

状況や目的を考える軸にする

状況や目的を踏まえたものであれば、的外れなことを言うことはなくなるでしょう。

例えば、会議であれば何のために会議をしているのかを認識しておくことが必要です。

情報共有の場なのか、改善策を出し合う場なのか、それぞれの状況や目的があるはずです。

その状況や目的を軸にして考えれば、大きくハズレないですし、自信を持って発言できます。

知識をストックする

会議にしても、プレゼンにしてもその知識をたくさん持っておくことに越したことはありません。

何を聞かれても良いようにしておくと安心ですよね。

なので積極的に関係する知識を増やす必要があります。

例えば、即興でダンスをして!と言われたら、過去に見たことがある動きをすることになると思います。

ダンス経験者であれば動きのストックをたくさん持っていてアドリブ対応に苦労しませんが、ダンスなんてやったことがない人は、テレビで見た簡単な動きをマネて披露することになるでしょう。

話についても同様で、たくさんの知識を頭に入れておけばいざという時に選択肢が増えるというわけです。

日々の言語化

知識があっても引き出せるようにしておかなければ意味がありませんよね。

いざというときに引き出せなければ宝の持ち腐れです。

ではどうすれば、すぐに引き出せるのかというと、日々の練習しかありません。

日々自分の考えや知識を言語化しておく必要があります。

残念ながら特効薬はないんですよね。

日々の努力が、いざという時に役に立つというわけです。

アドリブ込みでの準備

プレゼンや会議だったら、事前に準備ができますよね。

いろいろなシチュエーションを想定して準備しておきましょう。

事前に準備していたらアドリブの対応ではないじゃないかという声が聞こえてきそうですが、あらゆることを織り込み済みで準備しておけば、どんな質問がくるかビクビクすることは減りますよね。

そうすると少しでも余裕ができて、余裕があることで、とっさの対応も落ち着いてできるというわけです。

いっぱいいっぱいだと頭が働きませんからね。

準備をしっかりしておくのも一つの方法です。

ドキッとしたら腹式呼吸

想定外の質問や話をされるとドキッとしますよね。

ドキッとしたら腹式呼吸と覚えておくと良いですよ。

適切な呼吸は落ち着きを取り戻すことができます。

平常心を取り戻すのはやはり呼吸なんですよね。

想定外の質問をされると呼吸なんてしてないで、すぐに何か話さないといけないという気になりますが、実は呼吸するくらいの時間は思っているより短いので、すぐに話し出さなくてもおかしいと思われることはありません。

とりあえず一度呼吸に集中しましょう。頭に酸素を送るイメージです。

そうすると平常心を取り戻して、頭が働くようになり、言葉が浮かんでくるはずです。

まとめ

話のアドリブについてご紹介しました。

アドリブで話すということは日常多いわけではありません。

なので、油断しがちですが、忘れた頃にやってきます。

防災と同じく、常日頃備えている人と備えていない人では差が出てきます。

緊急事態が起こってから考え出しても遅いということです。

日常で自分の考えを言語化する、本や人の話を聞いて知識を蓄える、準備ができるのであればしっかり対策をするということをやっておくと、とっさに話を振られても、言葉は出てくるはずです。

ぜひ参考にしてみてください。

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