話をするのが苦手な人は、話をするなら「オチのあるおもしろい話」や「相手がノッてくる盛り上がる話」をしなくてはと考えてしまいます。
それは相手に「つまらない」とか「話がヘタ」などと思われたくないという気持ちがあるからです。
さらに「場を盛り上げられなかったらどうしよう」という恐怖心もあって話すのを遠慮してしまうのではないでしょうか。
雑談にはオチはいらないということがよく言われます。
「そうか!オチはいらないのか」といって話をすることができるなら良いのですが、やっぱりそうもいきません。
過去に経験で、話にオチがなくて「で?」と言われてしまう状況や困惑している相手の顔が想像できてしまうからかも。
ならば、話にオチがつけられなかった時にどうすれば良いかを知っておくと少しは恐怖心がなくなり、話すことができるようになるのではないでしょうか。
オチがつかなかった時の対処法
自分の話が「すべらない」という自信があればいいのですが、毎回自信がある話をするのは難しいですよね。
もしオチがつかなかった時はどのようにすればいいのかをご紹介します。
「っていう話」と言って笑顔になる
オチがつかない場合というのは、話し手がもう話すことがないのに聞き手はまだ続きがあると思っている状態だったり、聞き手が何を言いたいのか伝わらなかったときですよね。
そんなときは「~っていう話」と言ってもう話は終わりだということを相手に伝えましょう。
ポイントは「っていう話」と言った後に笑顔になること。
暗い顔していたら聞き手もどうして良いかわからなくなって気まずい雰囲気になりかねないからです。
「まぁ、オチはないんだけどね」と白状する
「オチはないんだけど」と正直に白状してしまうのも1つの方法です。
こう言えば聞き手は話が終わったと理解してくれます。
また正直に白状することで聞き手から「なんだよ!」や「ないんかい!」といった温かいツッコミを入れてもらえることもあります。
「大した話じゃないんだけど」と前置きする
話に自信がないときに先手を打つパターンです。
「大した話じゃないんだけど」とか「くだらない話なんだけど」と前置きをしてから話し始めると聞き手はハードルを上げずに聞くことになるので、オチがつかなくても静まり返ったり、変な空気になってしまうリスクを抑えられます。
話が苦手な人は前置きをするのが苦手というか、すっ飛ばしがちなのでこのような前置きを入れてから話し始めるのも効果的だったりします。
オチがないのをわかっていると伝える
上記の「オチがつかなかった時の対処法」には共通点があります。
それは「オチがつかなかったこと」や「オチがない(もしくは弱い)こと」を相手に伝えているという点です。
話をする上で最悪な状況というのはどんなことでしょうか?それは静まり返ってしまい場が凍り付いてしまうことですよね。
こういうことが起こる原因は、話し手はおもしろいと思っているけど、聞き手はおもしろくなかった、もしくはよくわからなかった時に起こります。
つまり話し手と聞き手にギャップが生まれるときです。
聞き手はおもしろくない、またはよくわからないので、どうしたらよいかわからずリアクションがとれません。
リアクションがとれないのでその場は「シーン」となってしまいます。
聞き手がお笑い芸人だったらツッコミを入れたりして話を「拾って」くれるのでしょうが、一般の人が聞き手だとそういうことは期待できませんよね。
なので話し手が「おもしろくなかったね(オチはなかったね)」と聞き手に伝えることでギャップを埋めてあげるのです。
そうすると聞き手は「そうそう」とか「なんだ、わかってるの」と自分の感じたことと一致するので安堵してリアクションをしてくれます。
まとめ
オチがつかなかったときの対処法をご紹介しました。
もしオチで笑いが起きなかったときは、聞き手とのギャップを埋めることが大切です。
ギャップが埋まればリアクションしてくれます。
ツッコミが入ったり、安堵の笑いが起きたりします。
少なくとも誰も何もしゃべらず沈黙が続くという状況は生まれないはずです。
自分の話ですべり気味になってもその対処法を知っていると、話すことに遠慮せずチャレンジしやすくなりますよね。
トークは話せば話すほど上手くなるそうです。
ぜひ紹介した方法でリスクをヘッジして自分から話す機会を増やしましょう。
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