「話を盛る」というとあまり良いイメージがないかもしれません。
でも、私はおもしろく話をするには「盛る」こともアリだと思っています。
私は出来事をそのまま正直に話してしまいます。
それは悪いことではありませんが、常におもしろい話かいうと自信はありません。
それになかなかおもしろい出来事には出会えません。
以前、お笑い芸人がおもしろく話しているのは、おもしろい出来事をそのまま話しているからだと思っていました。
なので、おもしろい出来事に出会える人をうらやましいと思っていたんです。
自分もおもしろい出来事に会えさえすれば、話のネタができるのに、と考えていました。
でも、あるときに、お笑い芸人だけ多くのおもしろい出来事にめぐり会っているわけではないということを知りました。
お笑い芸人も一般人と同じ人間です。
生活パターンもほとんど変わりません。
だから、お笑い芸人にだけおもしろい出来事が起こるわけではないのです。
でも、お笑い芸人はおもしろい話をたくさんしています。
どうしてか?それは、普通の話をおもしろくするテクニックを使っているんです。
それは話を盛ることです。
実は、正しく話を盛れれば、お笑い芸人でなくてもおもしろい話をすることができます。
笑えない、話の盛り方
おもしろく話をするには「盛る」ことはアリだと言いましたが、なんでもかんでも盛って話せば、おもしろくなるわけではありません。
逆に相手に引かれてしまうこともあります。
自慢話は笑えない
例えば「オレ、交友関係が広いから、飲み会するって言ったらすぐに人が集まるんだよね」という自慢話を盛ってみます。
「オレ、交友関係が広くてSNSに100万人もフォロワーいて、飲み会するって言ったら、当日でも1000人は集まるんだよね」。
この話を聞かされても「へぇー」で終了です。
そもそも自慢話ということだけで厄介ですが、さらに盛られると不快にすらなります。笑えませんね。
作り話も笑えない
実際に起こったことではないウソの話ですね。
確かに「話を盛る」というのは、ほとんどウソと同じ意味です。
でも作り話は、盛って話しているというレベルではありません。
一からすべてがウソの話だと、つじつまが合わなったり、相手に違和感を与えるので、ウソだとバレます。
ウソをつかれて気分が良い人はいないですよね。やはり笑えません。
話をおもしろくする盛り方
おもしろい話をするには盛ることが必要です。
ではいかに「盛れば」いいのでしょうか?
正直に話すことをベースにする
起こった出来事を正直に話すことをベースにします。
実際の話がベースにないと、ウソくさくなったり、違和感を与えてしまいやすいです。
つまり話を盛るというのは、話を作ることではなく、実際の話を膨らませるということです。
話の根幹は変えずに、枝葉の部分を盛ることで、より自然な話になります。
誰にも迷惑をかけないウソ
例えば、「飲食店の店内がすごく寒かった」を「飲食店の店内が凍死するほど寒かった」としても、誰にも迷惑をかけません。
なので、実際には凍死するほど寒くなかったとしても、全く問題ありません。
むしろ寒かったこと強調できてますし、聞き手はその画を浮かべやすいです。
まとめ
起こった出来事をそのまま正直に言って、おもしろい話になるのであれば、話を盛る必要はありません。
ただ、いつもおもしろい出来事がたくさん起きてくれるわけではありませんよね。
であれば、普通の話を盛ることで、おもしろく編集してみるのはいかがでしょう。
おもしろい話をするのに「話を盛る」ということも一つの選択肢として有効ですよ。
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