やっぱり自虐ネタはおもしろい!

話し方のコツ
話し方のコツ

自虐ネタっておもしろいですよね。

自虐ネタを話すことができれば、簡単におもしろい話ができます。

私は、おもしろい話はしたいけど、なかなか自虐ネタを話せませんでした。

それは、恥ずかしさと無駄に高かったプライドのためです。

自虐ネタを話すと、バカにされる、自分の存在を低く見られてしまう、自虐ネタをイジられて笑われてしまう、と考えてしまっていました。

でも、私の周りには自虐ネタをすんなり言う人もいて、その人の周りはいつも笑い声があり、人が集まってきます。

その人が登場すると、それまで静かだった場が盛り上がります。

私は、シャイなくせに、そういう人なりたいという憧れは人一倍強かったんですよね。

自虐ネタを言ったり、おもしろい話はできないけれども、人気者にはなりたいというジレンマを抱えていました。

このジレンマを解消するため、自虐ネタを言う人の言動を観察しました。

また、自虐ネタを話すときの注意点もありますので、ご紹介します。

自虐ネタとは?

自虐ネタを調べてみると、

自身の短所や欠点などを笑いのネタとし、自分を貶めることで笑いを誘う芸風の通称。

引用元:Weblio辞書

とあります。具体的には以下の2点です。

自分の弱点を言う

わかりやすい例でいうと、「頭がハゲている」とか「太っていてデブである」など。

自分がどう思っているかに関わらず、一般的に欠点や弱点と認識されていることを言うことです。

自分の失敗談を話す

例えば、「100%大丈夫だと思って告白したらフラれた」、「寝るときに暑かったから薄着で寝たら風邪ひいた」、「奥さんに隠れて深夜に缶ビール飲んだら、翌朝のゴミ出しでバレた」など。

自分が失敗やドジったことを話して笑いに変えることです。

自虐ネタが好感持たれる理由

自虐ネタを言ったら、蔑まれてしまうというのは誤解です。

むしろ逆で、周りから好感を持たれるようになりますよ。

誰も傷つけない

他人をネタにして笑わせようとすると、たとえおもしろいことでも、相手に嫌悪感を抱かせる可能性があります。

その場は盛り上がったように見えても、結果的に人が離れていくことになりかねません。

自虐ネタは、自分のことをネタにして話すので、誰も傷つけることはありませんね。

自分は多少傷つくかもしれませんが、自分から言ったことなので、大けがはしません。

親近感がわく

自虐ネタを話すと、相手は弱みを見せてくれたと感じます。

弱みをみせてくれたことに親しみが湧くのです。

それに、弱みを見せない人間ほど、つまらない人はいないですよ。

かく言う私は、弱みを見せないように生きてきた、つまらん人間でした。

反省。

必要以上にイジられないようにする方法

自虐ネタを言って困ることは、さらにイジられることではないでしょうか?太っていることをネタにしたら、何か食べているときに、必ずデブいじりしてくるような場合です。

イジってくる人(イジりマン)は世の中にたくさんいます。

その人たちにどう対応すれば良いのでしょうか。

明るい表情で話す

表情を明るくして、話すことで失敗を笑いに変えることが自虐ネタです。

もし、自虐ネタを暗い顔して話す人がいたら、「なに?この人?」ってなりますよね。

蔑まれてしまいます。

下手するとイジりマンの餌食にされてしまうので注意。

笑ったり明るく話すことは、自分は弱点や失敗を気にしてはいないんだとを伝えることにもなります。

素直に認めて、当たり前にする

欠点や失敗を素直に認めると、それ以上「イジりがい」がなくなります。

例えば、頭がハゲている人が、ハゲを認めて公表すると、周りはハゲということを受け入れます。

そのうち当たり前になるのです。

しかし、ハゲを隠そうとすると、気にしているということをアピールしているようなものです。

そうすると、気にしていることが大好物なイジりマンが現れて、本人がいる所、いない所で必要以上にイジり倒します。

なので、欠点や失敗をオープンにしてしまいましょう。

もちろんたまには、その欠点や失敗を言ってくる人はいます。

でも既に自分で認めて受け入れているので、不快になることも少なくなりますよ。

相手の一段上をいく

イジりマンが、欠点や失敗を言ってニヤニヤしてきたら、それより上のことを言ってやりましょう。

以前、俳優の唐沢寿明さんが、囲み取材を受けていて、ある記者に「奥さんの山口智子さんがグラビアを出しましたが、どう思いますか?」と少しイジった質問をされていました。

そしたら、唐沢さんは「家でそれ以上のものを見てますから」と言ったのです。

これは完全に記者の上をいく返しでした。

その記者は、それ以上質問をすることができなかったのは言うまでもありません。

自虐ネタの注意点

自虐ネタだけ単発で言うことはやめた方がいいです。

どういうことかというと、「太っているからモテないんだよねぇ」と言うだけの自虐。

確かに自虐ネタですが、相手からすると「だから?」、「否定してほしいのかな?」と返答に困ってしまいます。

そして全くおもしろくありません。

なので、自虐ネタを言うときは、自虐を入れたトークをするほうがおすすめです。

例えば「勇気を出して告白したら『瘦せた人がタイプ』と言われてフラれたから、いっそのことデブ専狙いに切り替えて、デブ専が集まる会に参加したら、今度は『もっと太ってる人がいい』って言われて、もうどうしようもない」。

どちらもモテない自虐ネタですが、トークにしたほうが断然笑えますよね。

まとめ

自虐をおもしろく話せる人はとても魅力的です。

一般的には人に知られたくないであろう事柄を笑って言えるところにその人の人間性が感じられて魅力的に映るのだと思います。

自虐ネタをマスターして以前よりも良い人間関係や会話を楽しんでください。

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