話を細かく分けると聞き手の反応は良くなる

話し方のコツ
話し方のコツ

エピソードトークをするのは勇気がいりますよね。

話をして聞き手の反応が悪かったらと不安になります。

なので自分から話をするのが苦手な人も多いのではないでしょうか。

とはいえ、生活していれば自分から話をしたい場合もありますし、話をしなければいけない場合もあります。

どうせ話をするなら聞き手の反応が良くなるような話し方をしたいですよね。

そこで今回は聞き手の反応を良くする簡単な方法をお伝えします。

それは自分のトークを細かく分けて話すことです。

トークを細かく分けるとは?

トークを細かく分けるというのは、「。(句点)」をたくさん入れるということです。

一息に話す文章を短くして話します。

例えば

「昨日友達と飲みに行って、ビールを5杯、ハイボールも5杯飲んだら、気持ち悪くなってしまって、トイレに行ったんだけど、そのトイレに会社の先輩がたまたまいて、話しかけられたんだけど、こっちはそれどころじゃないから、半ば無視するような感じで個室に入った」

という話は「、(読点)」が多くて文章が長いですよね。

この話を短く区切ってみると、

「昨日友達と飲みに行ったのね。で、ビールを5杯、ハイボールも5杯飲んだら、気持ち悪くなったの。だからトイレに行ったんだけど、そのトイレに会社の先輩がたまたまいて、話しかけられちゃったわけ。でもこっちはそれどころじゃないから、半ば無視するような感じで個室に入った」

となります。「。」を入れてトークを区切るだけですから簡単ですよね。

トークを細かく分けるメリット

トークを細かく分けるだけで聞き手の反応は良くなるんです。

その理由をご紹介しましょう。

聞き手とやり取りする間(ま)がつくれる

トークの序盤は特に聞き手は様子見です。

どんな話なのか、自分に関係ある話なのか、おもしろい話なのかまだよくわかりません。

良い反応でも悪い反応でもなくニュートラルな状態です。

トークを細かく分けると「。」の入ったタイミングで一旦トークが途切れますよね。

そうすると間(ま)ができます。

この間(ま)をつくるのがとても重要です。

間(ま)ができたら聞き手は「うん」とか「はい」とか「へぇー」などの相づちをします。

もしかしたら質問をしてくるかもしれません。

つまり、間(ま)があることで聞き手をやり取りができることになります。

やり取りができれば、ニュートラルな状態からトークに少しずつ巻き込み参加させていくことができます。

それがトークを短く区切らずに長い文章で話していると、聞き手はやり取りすることがほどんどなく、トークを傍観してしまいます。

傍観者と参加者で全く反応が異なるわけです。

聞き手をトークに参加させられれば反応は断然と良くなります。

聞き手の情報処理が簡単になる

1度に長い文章で話すと、聞き手は情報量が多くて頭で処理するのが大変です。

先ほどの例で説明すると、「昨日友達と飲みに行って、ビールを5杯、ハイボールも5杯飲んだら、気持ち悪くなってしまって、トイレに行ったんだけど、そのトイレに会社の先輩がたまたまいて、話しかけられたんだけど、こっちはそれどころじゃないから、半ば無視するような感じで個室に入った」という多くの情報を聞き手は1度に受け取ることになります。

これは情報過多です。

情報量が多くて聞き手は処理が追いつかず、話から置いて行かれてしまいます。

そしてついにはトークに興味を失ってしまうのです。

それが細かく分けると「昨日友達と飲みに行ったのね。」という情報だけです。

情報処理がすぐできますよね。なので話についていけなくなることはありません。

聞き手に優しい話し方なんです。

トークに置いてけぼりになってしまうよりも聞き手の反応が良くなるのは言うまでもありませんね。

まとめ

聞き手の反応を良くするには、特にトークの序盤に話を細かく分けることがポイントです。

トークの序盤から聞き手を話に巻き込んでしまいます。

トークに参加してもらえば、たとえオチが弱い話でも「なんだよ、その話し!」のようにツッコミを入れてくれたりします。

参加しているので共犯者のようなものです。

でも聞き手をトークに参加させられない場合、もし話のオチが弱かったら他人事になります。

聞き手は傍観者ですから関係ありません。そうするとシーンと静まります。

誰もケガしたくありませんから関わりませんよね。

トークを短くすることで、聞き手を巻き込むことができ、さらに聞き手に優しい話し方になるので一石二鳥です。

ぜひ自分のトークをするときに細かく分けることを意識して話をしてみてください。

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