自分から知り合いに話かけますか?

話し方のコツ
話し方のコツ

もし街で知り合いを見かけたら、話かけますか?

私はなかなか苦手です。

知り合いを見かけたら気づかないフリをしてしまいます。

そしてバレないようにその人から離れる行動をとります。

例えば、職場に出勤するとき、職場に近づくほど上司や同僚に遭遇する確率が高くなります。目的地が同じなのだから当然ですよね。

よく話す人でもやっとなのに、顔見知り程度の人には話しかけられないです。

なので、目的地に近づくにつれて警戒していくことになります。

もし、気づかないフリをして離れていこうとするときにバレたら最悪です。

さらに気マズイことになるので、細心の注意を払います。

ホント生きづらい人生です。

でも、いつまでもコソコソと周りを警戒する人生を送りたくはありません。

勇気を出して自分から話しかける回数を増やしてみたのです。

そしてわかったことは、ちょっとしたコツと考え方を変えるだけで、以前より話しかけることができるようになるということでした。

話しかけることができない理由

そもそも、なぜ自分から話しかけられないのか?以下の3つが考えられます。

何を話せばいいのかわからない

相手と何の話題を話せばいいのか、まったく思い浮かばないことが挙げられます。

頭に何らかの話題が浮かんでいないままに、話をかけてしまっては、挨拶したあとに相手から話がなければ、変な空気になってしまいます。

そうすると話題が思いつくまで話しかけられない。

そのままズルズルとフェイドアウトして、結局話かけられなかったということもあるでしょう。

沈黙が怖い

話題は思いついたけど、その後で話が続くか不安なこともあります。

話しかけたはいいものの、そこから話題が続かず沈黙してしまったらどうしようと恐れるケースです。

沈黙になったら気まずいと考えてしまいますよね。

気まずい思いをするリスクがあるならば、自分から話かけるのはやめておこうと思うのです。

会話するのが面倒くさい

話題を提供したり、リアクションするのが面倒くさいと感じている場合もあります。

これは会話を楽しむというより、やらなければならないと義務に感じてしまっています。

こう考えるのは、まじめな方や責任感のある方に多いかもしれません。

「話しかけてからには会話を続けなければならない」
「相手の興味ある話題を提供しなくてはならない」
「イイ感じの反応をしなければならない」

「~しなければならない」と義務のように感じてしまい、そこまでして会話をしなくてもいいやと思ってしまいます。

話題はどうすればいい?

話しかける話題に決まりはありません。何でも大丈夫なんです。

でも、何でもいいと言われると逆に困りますよね。

そこで私が普段心がけている方法をご紹介します。

困ったときは「木戸に立ちかけし衣食住」?

よく言われているのが、「木戸に立ちかけし衣食住」です。

「木戸に立ちかけし衣食住(キドニタチカケシ衣食住)」とは、話題作りに役立つと言われている頭文字をとったキーワードです。

キ:気候・天気(季節や体感温度など)
ド:道楽・趣味(凝っていることやスポーツなど)
ニ:ニュース(最近話題のニュースや業界のニュースなど)
タ:旅(旅行や出かけた先で見たり感じたりしたことなど)
チ:知人(友人や同僚、上司の話題など)
カ:家族(子どもや奥さんの話題など)
ケ:健康(運動・美容の話題など)
シ:仕事(自分や相手の仕事の話題など)
衣:衣装(ファッションや持ち物など)
食:食事(好きな食べ物や嫌いな食べ物など)
住:住まいや家(住んでいる場所の話題など)

というものなのですが、正直、私はあまり役に立ったことがありません。

なぜなら頭文字ごとに相手に合う話題を考えるのが手間だからです。

まず「木戸に立ちかけし衣食住(キドニタチカケシ衣食住)」とキーワード自体を思い出し、「頭文字の『カ』は、『家族』だな、あの人の家族のことは・・・」という順で考えることになります。

これでは面倒ですよね。

ただし初対面の人との話題を探す上では役立つものです。

また、どうしても何も思いつかないときは、このキーワードから話題を順に考えていくのもありかもしれません。

おすすめは気候・天気の話題

私のおすすめは「気候・天気」の話題です。

話題を探すということは、結局共通のことを探すことです。

共通の話題があれば会話は続きます。

気候と天気はどんな場所や状況でも相手と共通点になります。

共通の話題になるという点ではハズすことのない話題です。

例えば「暖かくなってきましたね」や「今日の午後に雨が降るみたいですね」などです。

当たり前すぎて、つまらないとか思いますか?こういう話題を相手にふると、大体「そうですね」と返してきます。

もちろん、これでは会話は続きません。そこで、ひと工夫してあげます。

自分のことを付け加える

共通の話題を提供してから、自分のことを付け加えます。

例えば「今日の午後に雨が降るみたいですね。

でも傘を家に忘れてきちゃって、天気予報がハズレてほしいです」など自分の情報を話します。

そうすると相手は会話のフックを見つけやすくなります。

例えば「でも雨予報100%でしたよ、早めに帰ったほうがいいんじゃないですか?」とか「あそこの店で傘売ってますよ」など展開が期待できます。

自然な会話が生まれてくるわけです。

また、自分のことを話すと相手は興味を持ってくれます。

人というのは「感情・考え・想い」に興味を持つ生き物だからです。

「感情・考え・想い」を入れることについては、こちらのページを読んでみてください。

相手も話題を考えている

逆の立場で考えてみると、もし自分の知り合いに話しかけられたら、自分も何か話す話題を探しますよね。

つまり、話しかける相手も会話を続けようと努力をしてくれるということです。

自分だけが会話を続ける責任を負う必要はないのです。

なので、力を抜いて気楽に話かけてみましょう。

そうすれば、いろんな人が親近感を持ってくれて、逆に話かけてきてくれます。

今よりもっとラクに会話をできるようになりますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?私は自分から話しかけることを増やしたおかげで、以前なら近づいて来なかった人からも声をかけられるようになりました。

つまり、周りに味方が増えたということです。

何をするにも味方になってくれる人が多いほうがいいですよね。

顔見知り程度の人にも自分から話しかけることで、以前よりも仕事もプライベートもうまくいくようになりますよ。

今のポジションを変えたいなら、行動を起こすことです。

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