話すのがラクになるプレゼン資料の作り方

話し方のコツ
話し方のコツ

プレゼンでうまく話すことができますか?プレゼンに苦手意識を持っていたり、うまく話せなかったらどうしようと不安になる人も多いのではないでしょうか。

でも、もしプレゼン資料の作り方次第でスムーズに話すことができるようになるならば興味ありませんか?私は人前で話すことが苦手で、特にプレゼンは大の苦手でした。

苦手意識からものすごく緊張してしまい、声がうわずったり、次の言葉がつっかえたりして「大丈夫か?」と心配そうな顔をされ恥ずかしい思いを何度もしてきました。

ただ、そんな私でもプレゼン資料の作り方を工夫したところ、プレゼンで話すことがとてもラクになったんです。

今ではプレゼンでどう話してやろうかと楽しめるくらいに自信がつきました。

今回は、私が不思議とスラスラ言葉が出てきたプレゼン資料の作り方をご紹介します。

ダメなプレゼン資料

プレゼンの目的は、相手に内容を伝えて行動してもらうですよね。なので、まずは伝わることが大切です。

でも、うまくできなかったときのプレゼン資料は相手に内容が伝わるようにできていませんでした。

言いたいことが盛りだくさん

プレゼン資料はパワポを使うことが多かったのですが、1つのスライドに言いたいことを複数入れていました。

なので、1スライドにつき、言わないといけないことがたくさんあって、内容に漏れや抜けがないかとか順序立てて話さないといけないという気をつかうことが多くありました。

話が苦手な人は、話を組み立てるのが苦手なんですよね。

苦手なことをスライド毎にやらなくてはいけなかったのです。

プレゼンを聞く側も、1度に受け取る情報がたくさんあるので、理解するまでに時間がかかってしまうんです。

理解し終わっていないのにスライドが次に行ってしまって、よくわからなくなってしまうことにもなります。

また、情報が複数になることで結局何が言いたいのかわかりにくくもなります。

そうして、聞き手に理解してもらえずに、内容が伝わらないことになるのです。

文字がたくさん入っている

文字がたくさん入っていると、人は読みたくなるんですよね。

文字を黙読すると人の話は聞こえてきません。

読むことと聞くことが同時にすることができないからです。

せっかく説明しているのに聞いていないという事態が起こります。

そして、やってしまいがちなのがプレゼンをする人も聞き手の方を向かずにずっと映し出された文字を読んでしまうことです。

話すのが苦手なので書いてある文字を読んでしまったほうがラクなんですよね。

そういったプレゼンをしている人もいるかもしれません。

でも、話は聞いている人に向けて話さないと伝わりません。

また、資料を読むだけのプレゼンなら、プレゼンターの存在価値はありません。

ただ資料を渡して独自に読んでもらうのと変わりないからです。

話が伝わるプレゼン資料

プレゼンが伝わっていると感じられたプレゼン資料についてご説明します。

言いたいことは1つのスライドに1つだけ

1つのスライドにつき、言いたいことを1つに絞ります。

文字もできる限り少ない資料にします。

意外に最初は1つに絞るのが難しいのですが、慣れてきます。

1つに絞ってシンプルにすると余白がでるので、言いたいことに関連するビジュアル(画像)を入れます。

調べたところ、人の脳は文字よりもビジュアルを理解するのが得意とのことなので、より理解も進みやすくなります。

例を出すと、このようなスライドです。

情報を理解しやすい

スライドをシンプルにするメリットとしては、聞き手が情報をすぐに理解してくれるということです。

情報がシンプルなほど情報処理するのは簡単になりますよね。

文字は一言二言なので瞬時に読めて理解できます。

つまり聞き手に優しい資料になるんです。

話を聞いてくれる

文字が少ないので、読むことに集中してしまって話を聞いていないということがありません。

またプレゼンだけだと情報が少ないので、聞き手に疑問が浮かびます。

その疑問の答えをプレゼンターの話から見つけようとするんです。

例えば、スライドには「35%」と数字を表示します。

これだけだと聞き手は何が35%なのかわからず疑問に思います。

そこでプレゼンターが「この35%の数字は・・・」と説明し始めると、疑問を解決しようと話に集中してくれるというわけです。

また、1つのスライドの情報が少ないので、スライドをどんどん進めながらプレゼンすることになります。

新しいスライドが表示されると聞き手は注意を向けます。

新しいスライドが出る回数が多くなるので聞き手の注意を向け続けられる効果もあるのです。

話すことがたくさん出てくる

情報がシンプルな分、スライドだけだと圧倒的に情報が足りません。補足説明が必須になるわけです。

つまりプレゼン資料に頼ることなく、自分で話さないといけなくなります。

というか、話すしかなくなります。

これをメリットと思うかどうかは人それぞれかもしれませんが、話すことがたくさん出てきて、困ることはありません。

ちなみに、スライドとスライドの間は接続詞を入れてつなぐと連続性がでます。「というのも」「2つ目は」「しかも」など。

こうやってプレゼンすると、紙芝居をしている感覚に似ていて、話しやすいんですよ。

まとめ

話が苦手な人のためのプレゼン資料の作り方をご紹介しました。

ご紹介した作り方で作成した資料だけでは、もちろんスラスラとはプレゼンできません。

練習やリハーサルをしっかりやることが前提ですので念のため。

でも、本当にパワポで紙芝居をしているようなイメージです。

スライドとスライドあいだにコンスタントに間(ま)が生まれて、その都度落ち着けますし、息継ぎもできます。

おすすめのプレゼン資料の作り方ですので、ぜひ参考にしてみてください。

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