4コマで解説!おもしろい話の作り方

話し方のコツ
話し方のコツ

おもしろい話とつまらない話って何が違うのでしょうか?

それは「起承転結」がしっかりしているかどうかです。

ちゃんと話が組み立てられていれば、おもしろい話になります。

小説でもアニメでも起承転結が大切と言われますよね。

もちろんトークについても同様です。

つまらない話というのは、オチがなかったり、言うべき状況を言ってなかったり、ダラダラと何が言いたいのかわからない話です。

つまり、起承転結がしっかりしていない。

今回は、起承転結を4コマに分けて、どうやったらおもしろく話を組み立てられるかをご紹介します。

4コマでトークの構成を解説

話し下手な人は話を組み立てずに、出来事をそのまま話してしまったりすることが多いんですよね。

出来事そのままだと面白味がない話になってしまいがちです。

なので、話を組み立てるんです。

組み立てとは編集・再構成とも言えます。

ただ、話を組み立てると言われても方法がよくわからないと思われるかもしれません。

そこで、話を4つに分け、4コマにすると比較的簡単に組み立てられますよ。

1コマ目:状況説明

起承転結の「起」です。話の最初の部分です。

1コマ目は話の背景や事前の状況説明をしっかりしておきます。

具体的には「いつ」「どこで」「誰」「何を」などを1コマ目で基本的には話しておきます。

2コマ目:言動を説明する

起承転結の「承」です。

1コマ目の補助説明や、状況説明の中での登場人物の言動を2コマ目に話していきます。

言動はセリフ形式、つまりカギカッコを入れた話をすると臨場感やリアリティがでます。

3コマ目:感情を入れる

起承転結の「転」です。

2コマ目の言動を受けて、自分がどう思ったのかを主に入れます。

つまり自分の「考え・感情・想い」です。

人は感情に興味を持ちますので、実は3コマ目がとても大切です。

4コマ目:オチ

起承転結の「結」です。オチですね。

3コマ目での自分の感情を裏切るような結末にしていくことが基本です。

「〇〇と思ったら、〇〇だった」という形になります。

実際におもしろい話を4コマに当てはめてみると

さまぁ~ず×さまぁ~ずのおもしろいトークを4コマに当てはめて解説してみます。

1コマ目

大竹:あのー、お菓子で、「ぷっちょ」って、飲み込めるガムみたいな。

三村:溶けていく?

大竹:何て言うの?あの噛んで食うキャンディ、噛みキャンディみたいな。溶けていくやつ。

三村:俺あんまよくわからないんだけど。

大竹:それを買ってきてね、そのー、それこそどっか地方行って。

三村:あー、限定品売ってるもんね。

大竹:うん、あんじゃん。でもそっと、こういうのは(かみさんに)怒られるからバレたら。「あれ?またお菓子?」みたいになっちゃうから。そっと子供2人(息子)に「言うなよ!」って配ったんですよ。

三村:東京で売ってないやつだよとかって言いながら?

2コマ目

大竹:「あー、はやく口に入れろ!入れろ!」

三村:口に入れろってそんないっぺんになくなんないだろ?ぷっちょ何個か入ってんだろ、あれ。

大竹:1個だから。「こっちで食え」とか。「台所で食え」とか。「(息子)おう、え、ちょうだい!」って。で、男7歳と4歳ですかね。で、食ってんの。「ダメだ、シッ!」って言ってたら、やっぱあのー、アイツらもうなんか、自慢したのか、かみさんのほう行って、クチャクチャ。「言うな!バカ、お前もう」。クチャクチャクチャクチャ。

三村:バレるなー。クチャクチャやってたら。

3コマ目

大竹:そう。完全に行ってるんですよ。フー(口から息を出す)とか。

三村:うぁ、それなんかフルーツのニオイしそうだもん。

大竹:そう。

三村:フーとかやったら。

大竹:で、「お前やめろよ!」。俺ホントにイヤなのよ。ホントにイヤなのっていうか。ホントに怒られたくないの。ホントに怒られたくないのよ。

三村:(かみさんに)怒られるのは決まってるのね?

大竹:決まってるから。それは。

三村:万が一怒られないは無いの?

大竹:無いんです。「やめろよ!お前マジで」って、時すでに遅しですよね、かみさんが、なんかこう座ってて。「(かみさん)ん?あれ?」。「(かみさん)ん?何だ?このニオイ」。

三村:なんかこう座ってる、かみさんっていうのも面白いんだけど。

4コマ目

大竹:携帯こうして。「(かみさん)ん?あれ?」。「あー、終わりだ、これ終わりだ」。「(かみさん)なんかいいニオイするな」。ヤバいと思って、もう終わりだから、俺の場合は。したら、まさかですね、かみさんが「あたしも!」って言ったの。

1コマ目は、地方に行って、限定のぷっちょを息子たちへお土産に買ってきたということと、お菓子のお土産を買ってくると、いつもかみさんが怒るという状況説明をしています。

2コマ目は、買ってきたお菓子をバレないように息子たちにあげるようす様子や息子がかみさんの方に行ってしまう言動を話しています。

3コマ目は、かみさんにバレて、怒られることへの自分の感情を話しています。「俺ホントにイヤなのよ。ホントにイヤなのっていうか。ホントに怒られたくないの。ホントに怒られたくないのよ」という箇所。

4コマ目は、お菓子がバレて怒られると怖がっていたら、まさかの、かみさんが「わたしも」と言ってぷっちょをもらったというオチになっています。

ちゃんと起承転結になっていますよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

話を4コマに分けるとそれぞれで何を話せばいいのか明確になりますよね。

もちろん、おもしろい話は必ず4コマに当てはめる必要はありません。

自由に話して何も問題ないです。ただ、起承転結はストーリーの基本です。

小説、ドラマ、マンガあらゆるところに起承転結が用いられているので、聞き手にも馴染みが深い分、話を聞きやすいんです。

話を組み立てるのが苦手な人は、4コマで話を構成していくと、よりおもしろくできるはずです。参考にしてみてください。

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