目上の人とうまく話せない理由

話し方のコツ
話し方のコツ

目上の人と一緒にいるときにうまく話せないという人は多いのではないでしょうか。

先生や教授、部活の先輩、バイト先の店長、直属の上司や役員・社長など目上の人と話す機会は人生において少なくありませんよね。

私も目上の人との会話には苦労しました。

そこまで緊張しているわけでもないのに、頭が真っ白になり何を話していいかわからなくなるのです。

何か話さないといけないと思って、特に興味もないことを質問したりします。

興味を持って質問しているわけではないので会話が弾むわけもなく、なんとなく気まずい空気になったことが何度もあります。

この気まずい雰囲気が苦手で、早くこの時間が終わってくれと心の中で祈っていました。

そんな私が目上の人とも気軽に会話ができるように、いろいろ考えて実践し、経験したことを基にご紹介します。

なぜ目上の人とうまく話せないのか?

友人なんかとは気軽に会話できるのに、なぜ目上の人との会話はできないのか。

いくつか原因はありますが、主に心理的な面が大きいです。

評価を気にしている

気軽に話せない目上の人というは、「自分を評価する人」と同じことが多くなります。先生や店長、直属の上司や社長など。

こういった「評価者」が自分をどのように評価するのかを気にして話せなくなっています。

自分の話をして「バカだと思われたら」、「つまらないと思われたら」、「能力がないと思われたら」こういった評価をされてしまうことをとても気にしています。

評価者の前だと特に自意識が強くなってしまうんです。

なので、ヘタな話題は出せないし、上手な話し方をしないと評価を下げてしまうと無意識にプレッシャーを感じます。

このプレッシャーが頭を真っ白にして何を話せばいいかわからなくなる原因です。

こんな状態で気楽に話せないのは当然ですよね。

肩書や役職に縛られている

例えば一般的に社長という役職は忙しく、考えることもたくさんあり時間がないイメージです。

そんな社長に自分の話をする時間を長々ともらうわけにはいかないと考えます。

端的に話さないといけないとプレッシャーがあります。

また貴重な時間をくだらない話題に付き合ってもらうわけにもいきません。

有意義な話題を提供しなければならないと感じてしまい、話せなくなってしまうことも多いです。

私は肩書や役職なんて気にしない!と思っていた生きてきたのですが、意外と縛られていました。

学生時代に部活をしていたときの部長とのエピソードなのですが、部活をやっている間、部長と部員との関係では部長には畏れ多くて全く話せませんでした。

でも、部長が引退して、私も引退して数年してから一緒に食事する機会がありました。

そこでは部活をしていた時には考えられないほど元部長とフランクに話せている自分がいて驚いてしまいました。

同じ人間と話しているのに、肩書や役職という立場があるのとないのとではこんなに違うのかと痛感した出来事でした。

また、私だけではなく部長のほうも縛られていたはずです。

部長というのは部員を統率しなくてはなりません。

管理監督責任があり、部員になめられないように、など考えていたはずです。

食事したときはそういった事がなくなり肩の荷が降りたので、気軽に話しかけられる雰囲気になっていたのだろうと思います。

思っているよりも肩書や役職などの立場の影響力は強いんです。

目上の人と話せるようになるには

目上の人とうまく話せない理由は上記の通りです。

では目上の人と話せるようになるにはどうしたらいいのでしょうか。

目上の人とうまく話せるようになればプライベートでも仕事でも、もっとうまくいくはずです。

遠慮しすぎない

遠慮しすぎないことです。

忙しいかなと思っても意外にヒマなこともあります。

たとえ、おかしなタイミングで話しかけてもそれだけであなたの評価が下がることはないでしょう。

目上の人からの評価を気にして話すことを遠慮することはもったいない。

話さないと、暗くて話が盛り上がりにくい人という評価を受けてしまいがちです。

それよりも、くだらない話をしたり、空気を読まずに話しかけたほうが、おもしろくて話しやすい人と高評価になったり、可愛がられたりします。

また、失礼のない言葉遣いをしないといけないと考えるかもしれません。でも、そうとも限らないんですよね。

私の経験ですが、タメ口を入れることが実は話しやすくするのに効果的でした。

でも友人と話すようにタメ口なわけではありませんよ。

ポイントは、「自分が思ったこと」はタメ口、質問や語尾は敬語にする良いです。

例えば、「そういうことかぁ、じゃあ〇〇なんです?」、「それは面倒くさい、でもやらないといけないですもんね」など。タメ口を入れつつ、敬語で締めるんです。

最後を敬語で締めると、タメ口が入っているのに全体的に敬語のように感じられます。終わり良ければ何とやらです。

最初はムッとすることがあるかもしれませんが、続けていれば既成事実になりました。

この人はタメ口を入れる人という認識を持ってもらうと成功です。

でもタメ口について注意されたり小言を言われた場合は、次回以降タメ口を入れないほうがいいかもしれません。状況を見て判断してください。

目上の人も同じ人間

目上の人も自分と同じく人間です。

喜びもするし、失敗したり悩んだりもします。

「悩みがありそうですね、聞きましょうか?」ぐらいの姿勢で話すのもありです。

先輩や上司という肩書や役職の前に1人の人間なんですから。

口調は敬語だけれど、気持ちのうえでは必要以上に上下関係を意識しすぎないようにしてみてはいかがでしょうか。

それに目上の人は部下や後輩と話したいと思っています。

私も後輩に話しかけられるとけっこう嬉しいです。

上司や社長も常に時間がないわけではありませんし、バカ話をしたいときもあります。

人間だもの。

まとめ

目上の人と話せないのは、自分の心理的なことが大きいです。

心理的なことなので、変えるのは勇気がいりますが、変えられないわけではありません。

そこにはたくさんの失敗が伴うかもしれませんが、その先には必ず以前より容易に話せるようになります。

まずはいろいろ気にする前に、行動してしまいまいましょう。

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