人前でプレゼンの発表、グループで順番に自分の話をする場面ってありますよね。
そういった場面で、話し出すときにみんなから注目されるのがめっぽう苦手です。
あなたもそうですか?こういう人は、けっこうたくさんいるんだそう。
中には顔が赤くなったり、手など体の一部が震えてしまったりする人も。
私の場合は急に胸が苦しくなって呼吸の仕方を忘れてしまったかのようになってしまいます。
なぜこういう状態になってしまうのか、調べてみると軽度の病気なのだということがわかりました。
注目が恥ずかしいと思っているあなたも実は病気なのかもしれませんよ。
人前で恥をかいたらという病気
注目が恥ずかしいのは、もともの性格や気質の問題だと考えていたのですが、一般的に言われている社会不安障害、社交不安障害という病気の症状とかなり合致するんですね。
以前は対人恐怖症とも言われていました。
そうはいっても大そうに考える必要はありません。症状が出るのは一時的なもので軽度ですから。
ただ日常生活に支障が出るくらいの症状の場合は適切な治療を受けてください。
社会不安障害の「社会不安」というのは、人前で失敗して恥をかいたらどうしようという不安です。
この不安は確かにありますよね。その不安から一時的にしろ体に様々な症状が起こるわけですから、これはもう病気でしょう。
病気といわれると何となくショックがありますが、病気ならしょうがないねと開き直れる気もします。
病気が悪いのであって自分が悪いのではないという具合に。
実は、人前で失敗して恥をかいたらどうしようという不安は誰でも持っているのだそう(私だけではないのね)。
自信満々に話せる人でも不安は抱えているのです。でもその不安が強く出ないので表に現れないのでしょう。
不安が強く出る人は、軽度から重度まで段階はありますが社会不安障害という病気に該当します。
そして厄介なのはその不安や恥ずかしさを相手に知られたくないことです。
不安の中で知られないようにするだけでも大変なのに、その状況で話さなきゃいけない。
さらにできれば「上手く、良く、きれいに、おもしろく」見せたいわけですから至難の業です(自分を褒めてあげたい)。
注目が恥ずかしいを克服するには
病気をなくそうとしない
社会不安障害は他の人よりも不安が大きいという病気ですから、なんとか治したいですよね。
でも治すのは困難ですし、そもそも治さなくていいんです。
そう言うと、ずっと病気を患っているようでイヤかもしれませんが、この病気は付き合っていくもの、共存していくものと考えを変えてみましょう。
この病気の軽度な症状で死ぬことはありませんし、ずっと付き合っていく花粉症みたいなものです。
病気と付き合っていくと考えると、注目されても大丈夫な人をうらやましく思うことがなくなります。
病気をなくす方法を考えるのではなく、病気持ちの自分はどうすれば良いのかということの方を考えられるようになります。
つまり、ないものねだりをするのではなく、現状でベストを尽くすように考え方を変えるということです。
自分らしくで良いんですね。
抱えている不安や恥ずかしさを言う
自分の不安や恥ずかしさを相手に知られないようにするのは不可能です。
なぜなら人前で話すときは、みんな不安になるからです。
人前で話すという相手の立場に立てば、その人が不安を抱えていることは容易にわかります。
つまり不安や恥ずかしさを知られないようにするのは無駄な作業をしているということです(頑張ってやっていたのに)。
そして自分の抱えている不安や恥ずかしさを言える状況なら言ってしまうと精神的にラクになります。
例えば、友人や信頼できる人に話してみると、のしかかっている重圧を軽減できます。
また不安や恥ずかしい気持ちになっているからといって、そのことを悪く言う人はいないこともわかるはずです。
自分に優しくする
「上手く、良く、きれいに、おもしろく」やってのけたい気持ちもわかります(大いに)。
できれば完璧にやりたい、少しでもミスをするのがイヤなんです。自分に厳しいですね。
そしてミスをして「笑われたら?」、「ダメなやつと思われたら?」と思ってしまいます。
でも、そんな人に読んでほしい記事がありますのでご紹介します。
カリフォルニア大学のバークレー校の研究によると、恥ずかしがったり、恥ずかしい行動を見ると人は好感を持つのだそうです。
たまにはミスったり、間抜けなところを見せてしまっても良いんです。逆にその方が良かったりするんですね。
まとめ
注目されて恥ずかしいと感じることはなくせません。
私は小さな頃から恥ずかしくて悩んでいましたが、これからも恥ずかしいのをすぐに抑えられたり、息苦しくなるのを避けられないでしょう。
これも自分の一部なんですから。
そのことを受け入れることで以前よりも落ち着くことができ、悩まなくなりました。
皆さんもぜひ参考になさってください。
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