会話で質問ばかりしてしまう

話し方のコツ
話し方のコツ

会話で質問ばかりしてしまうことありませんか?もちろん質問するのは会話のきっかけを作ったり、疑問を解決したりすることで悪いことではありませんが、あまりに度が過ぎると尋問しているかのようになってしまうので注意が必要です。

私も会話で相手に質問ばかりしがちです。

こちらから質問して相手にしゃべってもらうようにすることで会話をしています。

一見うまくやり取りをしているように見えますし、おそらく周りからもコミュニケーションが下手だとは思われてはいないはずです。

でも実は私の会話は「質問する」ことでしか成り立たせることができませんでした。

それしか方法がなかったんです。

今回は、なぜ質問することでしか会話ができなかったのかについてお伝えします。

会話で質問ばかりしてしまうとお悩みの方がいましたら参考にしてみてください。

会話で話すということ

会話は「話をすること」と「話を聞くこと」で成立します。

話を聞くというのは相手の話を頷いたり、相づちを打ったりして聞くことです。

では「話をすること」はどういうことでしょう。

実は「話をすること」は大きく2つに分けられます。

質問をする

まずは「質問する」ことです。

質問することも、もちろん話すことに入りますよね。

「それってどういうこと?」とか「〇〇って知ってる?」とか「出身はどちらですか?」などです。

相手の話に疑問点が出たときや相手や相手の話に興味を持ってもっと知りたい場合に質問を口にしますね。

自分の話をする

次に「自分の話をする」ことです。

エピソードトークを披露したり、相手の話に対する自分の意見や考えを述べたりします。

会話で「話をする」と言ったらこのようなことをイメージする人が多いのではないでしょうか。会話のメインとなる部分ですよね。

質問ばかりしてしまう原因

会話で質問ばかりしてしまう原因は、自分の話ができないからです。

「話をすること」の2つのうち1つしかできないので、質問するほかないのです。

会話は「話をすること」と「話を聞くこと」で成立すると書きましたが、私は「話を聞くこと」=「質問する」ことなのです。

なので相手に話してもらう時間が圧倒的に増えます。

割合で言うと「話す」と「聞く」が9対1のようなことにもなることも多いです。

なぜ自分の話ができないかというと、ネガティブに考えてしまうからです。

「つまらない話と思われたらどうしよう」「否定されたらどうしよう」「話をして笑われたらどうしよう」などと考えてしまい自分の話をすることができないのです。

質問ばかりしてしまうデメリット

何を考えているかわからない人になる

秘密主義というわけではないのですが、自分のことを話さないので、周囲の人に思っていることや考えていることが伝わりづらいです。

なので何を考えているかわからない人というレッテルを貼られやすい。

自分の話をしない人は「謎の人」だったり「ミステリアスな人」と言われたことも多いのではないでしょうか(私はよく言われていました)。

人には返報性という心理を持っています。

返報性というのは、人は他人から何かを与えられると自分からその人にお礼をしたくなることです。

自分のことを相手に話せば、相手も自分のことを話してくれます。

しかし自分の話をしないと周りもあまり自分に心を開かない状態になってしまいやすいのです。

その結果一匹狼的な存在になったりします。

質問攻めになってしまう場合がある

話し好きな人を相手にすれば、私のような「話す」と「聞く」が9対1の人は盛り上がれます。

質問するとたくさん話をしてくれるからです。

でも世の中話し好きな人ばかりではありません、口下手な人もいます。

また初対面の人だと警戒したり、互いに気を使ってしまって会話が盛り上がりにくいこともありますよね。

そういう人との会話は焦ってしまいます。

相手もあまり自分の話をしないので質問しても会話が途切れてしまいがち。

沈黙は避けたいので、またこちらから質問して相手は一言ぐらい返して来る。

これの繰り返しをしていると、いつの間にか質問攻めになってしまい相手を追い込んでいってしまうのです。

結局その人とは仲良くなれずじまいなんてことも。

自分の話もできると余裕ができる

上記の通り、会話での「話をする」ことは「質問する」と「自分の話をする」の2つあります。

どうしても「質問する」だけだと限界があります。

やはり「自分の話をする」こともできるようになっていたほうが会話力は上がります。

たとえ口下手な人が相手でも初対面の異性が相手でも、質問と自分の話をすることができれば焦る必要はありません。

むしろ余裕ができて自然な会話ができるようになります。

自分の話をするためには、ネガティブに考えてしまう心理的な改善と話し方などのテクニック面の改善が必要です。

このブログでは話し方改善の参考となる記事をたくさん書いていますので、他のページも見てみてください。

まとめ

質問ばかりしていても会話は盛り上がりに欠けることが多いです。

会話に少しは自分の話を入れていく方が盛り上がります。

自分の話は長いトークの必要もないですし、おもしろい話でなければいけないわけでもありません。

短く自分の意見を質問の前に入れるだけでも違ってきます。

例えば「〇〇はおもしろいと思うんだけど、どう思う?」など。

こんな程度のことですが、自分の意見がちゃんと入っていますので、話の広がりは変わってきます。

相手が肯定的反応なら「私もおもしろいと思う、特に〇〇は・・・」となり得ますし、否定的な反応なら「えー、全然おもしろいと思わない。どこがいいの?」と逆に質問されるかもしれません。

少しずつで良いので「自分の話」も会話に入れていきましょう。

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