世の中には知り合いに躊躇なく声をかける人はいますよね。そういう人は、例えば職場で同じフロアの他部署の人のデスクまで行って声をかけ雑談したりします。
私は何かと考えてしまって声をかけないことが圧倒的に多いです。話さないといけない要件がなければ自分から話しかけることはほぼありません。
というのも考えすぎて話しかけるのが億劫になってしまうんです。おかげでプライベートでも仕事上でも目立つことはありません。
一方で声をかけられる人をうらやましく思うこともあります。
何かと情報は集まるし人間関係がうまくいっている気がするんですよね。
声をかけられない人はどういう心理なのか、どうしたら話しかけられるのか私の経験を基に解説します。
相手に気を使う
話しかけられない心理として相手に気を使ってしまうことがあります。
「相手に気を使う」ことが「話したい」という気持ちを上回ってしまうんですよね。
時間をとって申し訳ない
話しかけるということは相手の時間を自分にもらうことになりますよね。
相手は考えなきゃいけないことがあるかもしれないし、時間に追われているかもしれない。そんな相手の時間をもらうのは忍びない気がしてしまうんです。
忙しそう
忙しいかどうか話しかけようとしている人を見てみると、真剣な表情で作業してます。
忙しいときに話しかけたら失礼にあたりますからね。
そうすると忙しいんだから話すのはやめておいたほうがいいなとなってしまうんです。
そしていつの間にか「忙しそうだから」というのが話しかけない言い訳になっている場合があります。
恐れている
相手に話しかけることで起こるであろう事態を恐れることもあります。
恐怖というのは行動を制限する一番の心理状態ですよね。
相手が気分を害したら
話をするタイミングを間違ったりして相手の気分を害されたらどうしようと考えてしまいます。下手すると怒られてしまうかもしれません。
そんなリスクを背負うくらいならば話しかけないほうが無難と考えてしまいます。
話が盛り上がらなかったら
自分から話しかけるわけですからその場を盛り上げなくはいけない気がします。もはや強迫観念のようです。
もし盛り上がらなくて沈黙、気まずい空気が流れたら責任を感じてしまいます。
盛り上がる鉄板ネタでない限り話しかけづらい。当たり前ながら鉄板ネタなんて多くないので必然的に話しかける機会はほとんどなくなります。
声をかけられるようになるには
話しかけられないいくつもの心理状態に陥る人はどのようにすれば気軽に声をかけるのでしょうか。
些細なネタを仕込む
この「ネタを仕込む」のが手間なんだよねという声が聞こえてきそうですが、会話するにはネタ(話題)が必要ですよね。
そしてそのネタは些細なこと、くだらないことで全く問題ありません。
オチがついたすべらない話でなくてかまわないのです。
「話をするならおもしろくしないと」とか「笑えるオチを考えなきゃ」と強迫観念にとらわれてしまいがちですが、その必要はありません。
思い出してみてください。話しかける人の話はいつも笑える話でしたか?決してそうではないはずです。
そう、何でもでもいいんです。「満員電車で臭い人がいた」とか「週末スポーツをしたらねん挫した」など。
ウケるウケないは関係なく、コミュニケーションをとること自体が目的なのです。
撤退プランを考えておく
撤退プランというと大げさですが、このネタを伝えたら話を終えようと決めておきます。
そのネタが盛り上がらなかったら「じゃ、また」と言っその場を去ります(盛り上げることが目的ではありませんからね)。プラン通りです。
もし盛り上がったら流れに任せて、切りの良いときに「じゃ、そろそろ」と言って撤退。
真顔で作業していても実は集中していないときもありますので声をかけてみましょう。
実際に忙しい場合の「忙しいから後で」と言われることも撤退プランに入れておきます。
つまり声をかけて起こりうるあらゆる状況に備えておくということです。
思わぬことが発生するから動揺して心の傷も深くなります。
想定していれば傷ついたりすることも少ないのです。
まとめ
自分が声をかけられて不快に思うことって実は滅多にないんですよね。むしろ声をかけられて嬉しく感じることも多いです。
私とコミュニケーションを取りたがっていると思うからです。
実は話しかける相手もそうなのではないでしょうか。意外に声をかけても問題なかったりするんですよね。
声をかけることに後ろ向きにならずに前向きな気持ちを持つことから始めてください。
それだけでも行動が変わり、以前よりいろいろな情報を得られますし、人間関係も良くなるはずです。
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