話をするときの表情はとても大事です。
聞き手は表情で話がおもしろいかつまらないか判断する一つの基準になっています。
上の画像で人の顔に見立てた絵がありますが、どちらも同じ内容の話をするとしたらどちらの話がおもしろいと思うでしょうか。
ほとんどの人が右の顔の方がおもしろい話をしそうに思えますよね。
このように図形を組み合わせて顔に見立てた絵でも違いがでますよね。
人間の顔の表情であればかなりの差が出るはずです。
これを利用すれば普通の話もおもしろくなる可能性があります。
視覚情報はとても大切
視覚情報というのは目から入ってくる情報です。
話し方で言うと話している顔の表情や身振り。特に顔の表情は重要です。
聞き手は話の内容よりも視覚情報から話の良し悪しを判断しているといっても過言ではないかもしれません。
楽しそうな光景を見て気持ちも楽しくなるように、おもしろい雰囲気を見せることで話自体をおもしろくできるというわけです。
有名な「メラビアンの法則」では視覚情報55%、聴覚情報38%、言語情報7%。
視覚情報が55%と半分以上です。
このことからも視覚情報を活用しないのはもったいないですよね。
ちなみに言語情報(会話の内容など)が7%だけだからといってトークの内容をおもしろくする工夫をしなくていいわけではありませんので念のため。
表情を変えたら笑ってくれた
私は話し下手でおもしろい話をするタイプではありません。
ただある時、友人に話をしていて、おそらく興奮していたのでしょう。
表情を明るくして話すことがありました。
トーク内容は大したことのない普通の話だったのですが、その友人は笑いながら聞いていました。
その時はなんでこの人こんな話で笑っているんだ?と疑問でしたが、後々考えると自分の表情がいつもよりも明るくなっていたと気づきました。
それから話すときの表情って大切なのだと痛感しています。
どんな表情で話せばいい?
友人を笑わせたときはいつもの表情と何が違っていたのかご紹介します。
目をいつもより大きくする
いつもより目を大きく見開いていました。
友人を笑わせたときは意識してやっていたわけではありませんが、興奮していたのかもしれません。
友人から見るといつもより目が大きくなっていたことでしょう。
これは相手に、この話おもしろいでしょ?とアピールする効果があったのではないかと想像します。
また目を見開いているといつもより話し方に自信が持てた感じがします。
この自信も相手に伝わっていたのかもしれません。
口角を上げる
口を「二ッ」とすることで口角が上がります。
口角を上げるというのはつまり「笑顔」です。
笑顔のパワーはすごいですよね。
人に良い印象を与えられるし、相手が心を開いてくれやすくなります。
また笑顔は脳内からセロトニンというホルモンが分泌されると言われていて、セロトニンが分泌されることで自分が前向きでポジティブな気持ちになれる効果があります。
笑顔は話すときだけでなく常に取り入れておくと良いですね。
まとめ
話が苦手だと話の内容ばかりに意識がいってしまって顔の表情にまで意識をする余裕がないのが正直なところかもしれません。
ただご紹介した通り、話の内容よりも表情などの視覚情報の方が聞き手は多くを受け取ります。
少しでいいので表情に意識を向けましょう。
目を大きくして笑顔、これだけで相手を楽しませることができるのであればコストパフォーマンスが良いというものです。
プライベートだけでなくビジネスシーンでも使えますのでぜひ参考にしてみてください。
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