トークに「ね」を入れる効果

話し方のコツ
話し方のコツ

「話をするって難しいな」と思ったことはありませんか?

私はいつも難しいと思っていて、自分が話し出した途端に周りの人が急に興味をなくしてしまったように感じるときがあるんです。

それまで他の人が話をしていて、盛り上がっていたのがウソのように、なんか空気が冷めてしまう。

私はこれまで何度も経験しました。

なんで自分が話すと盛り下がってしまうのだろう。

そのことに悩んで、話すことにどんどん消極的になっていきました。

そんな私も最近は「話をするのは意外と難しくないな」と思うようになりました。

というのも、お笑い芸人などのおもしろいトーク動画を何度も見て、わかったことがあるからです。

それはトーク中に「ね」がたくさん入っていることでした。

話に興味を持ってもらえないのは注意を向け続けられてないから

自分の話に興味を持ってもらえていないなぁと感じるのはなぜでしょうか?

自分が話す内容が相手にとってつまらないから?

いいえ、違います!

実は、聞き手の注意を向け続けられていないのです。

聞き手は、誰かが話し始めるとそちらに注意を向けます。

話し手に注意を向け続けてくれれば良いのですが、残念ながら世の中には注意をそらしてしまうことがたくさんあります。

目の前に美女やイケメンが通りかかったり、考え事をしてしまう、など話に注意を向けて続けてくれないことが多いのです。

注意を引くなら質問するのが一番

会話において聞き手の注意を引くには質問するのが一番です。

質問されたら聞き手は、その質問に答えなくてはならない状況になります。

なので、他に注意を向けていても、話し手に注意を戻すのです。

とはいえ、自分が話しているのに、相手に質問をしてしまっては今度は相手が話す順番になってしまいかねません。

相手の話がおもしろくて盛り上がってしまえば、話をとられてしまいかねないのです(もちろんその場が盛り上がって楽しくなることに越したことはないですが)。

注意を引きつつ話の主導権を渡さない「ね」の魔法

トークに「ね」を入れるのはとてもおすすめです。

「ね」を入れると魔法をかけたかのように相手は話に注意を向けてくれます。

「ね」の魔法がとても簡単で、「ね」を語尾・文末に加えることだけ。

例えば「昨日、コンビニに行った」ではなく「昨日、コンビニ行ったの」とするだけです。

相手の注意を引くことができる

語尾・文末に「ね」を入れることで、質問するのと同様の効果があるんです。

聞き手は「~ね」と言われると、「同意」や「確認」を求められていると感じます。

なので、注意を話に向けてしまうのですね。

「ね」は質問するのとはちがい、相手に話を奪われてしまう恐れやリスクもかなり減らせます。

「間」をつくることができる

「ね」を入れると話に自然に「間」をつくることができます。

会話に「間」があると、話し手と聞き手の両方にメリットがあるんです。

話し手は、ひと呼吸おけるので、次に言う言葉や話の流れを考える余裕ができ、しゃべりがよりスムーズになります。

聞き手はこの「間」があることで、それまでの話(情報)を頭の中で整理して、内容の理解を促進させることができます。

「ね」を使うのが上手い さまぁ~ず三村さん

私の大好きなお笑いコンビ、さまぁ~ずの三村さんが「ね」の使い方がとても上手いのでご紹介します。

これは以前テレビ番組「さまぁ~ず×さまぁ~ず」で話していた三村さんのトークです。

「ね」をトークのどこに入れているのか確認してみてください。

三村:テレビだけど、テレビの話しちゃっていい?
大竹:いやいや、いいですよ。
三村:これも映ってるんだけど、テレビの話しちゃっていい?
大竹:いやいや、僕好き。
三村:最近多いのは、ほら、なんか衝撃映像10連発、100連発とか、けっこうあるでしょ?
大竹:ありますね。
三村:。あれさーそういうの、こうやって見てて、スタジオおりるじゃん。、だいぶ面白いの(映像)がたまっている状態で、スタジオおりるじゃん?
大竹:はいはい。で、誰かがね。
三村:そう。「どうでした?好きなのありました?」みたいな、、可愛い動物とか。「好きなのありました?」つった時に。
大竹:無理やり違うの選んで言ったりね。
三村:無理やり違うの、選んだりするじゃん?
大竹:えぇ、はいはい。
三村:でもさぁ、終わった瞬間(の映像)が一番インパクト残ってんじゃん?視聴者も、あのたぶんスタジオで見てる人も。
大竹:あー、はいはい。
三村:でもさぁ、古いところから振り返っていかなきゃいけないみたいな。
大竹:そうですね。
三村:何?あの順番。その古いのもう忘れっちゃったよ、俺。
大竹:いやー、わかるよ、わかるわかる。まずね、最初の一個目。
三村:そう、忘れちったよ!それ。
大竹:そうそう、わかるわかる。
三村:熱い、鉄は熱いうちに言わせてっていう
大竹:それやりたい人がいるんでしょうね、あれ。
三村:。っていうのを思いながら見ちゃうよ。テレビ。

さまぁ~ず×さまぁ~ず

語尾・文末だけでなく、文中にも「ね」が出てきますね。

でも、三村さんは意図的に入れているわけではなさそう。自然にしているようです。

私のような話が苦手だと思う方は、意図的に使っていきたいテクニック。

まとめ

自分の話に「ね」を入れるだけで、相手の注意を引きつけられるなら費用対効果はバツグンですよね。

自分が話をすると、みんなつまらなそうにするなぁと悩んでいる方は、「ね」で、みんなに魔法をかけてみてくださいね。

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