話し上手は頭の映像を話している!

話し方のコツ
話し方のコツ

話がうまくできない人は、話の全体像が見えていないことが多いです。

私の場合は、特に緊張するようなシチュエーションでもないのに、話すことになったら、頭が真っ白というかモヤがかかっているような状態になります。

そんな中でも必死に考えて思いついた言葉を話します。

思いついたままの単語や言葉を話してしまうのです。

でも、思いついたまま話すと、話の重要な点(オチなど)を主に話す傾向になります。

例えば、おもしろい話でも、オチにつながる前提やフリはあまり話すことはありません。

話で言うと「起承転結」のうち「承」と「結」を話してしまったりします。「起」や「転」は省いてしまうのです。

そうすると、聞き手は何を言いたいのかわかりにくくなります。その話を聞いた相手は「?」です。

話が理解できないので、内容も伝わりません。

では、話のうまい人はどうやって話しているのでしょうか?話し上手の頭の中を覗いてみましょう。

映像を話している

話の上手な人は頭の中の映像を見ながら話をしています。

しかも話の結末まで映像化できています。

例えば、結末まで覚えている映画を、初めて見る人にその映画を見ながら内容を話しているようなものです。

ストーリーや起承転結すべて把握して話せることになります。

ここで映像を話すメリットについてをご紹介しましょう。

滑らかに話せる

ストーリーを把握しつつ、頭の中の映像をそのまま話せばいいので、話の途中でつっかかることはありません。

とても滑らかに話が展開できます。

ストーリーも知ってて、目の前で映像が流れているのと同じですから滑らかに話せるのは当たり前ですよね。

不要な間(ま)やタイミングの悪い息継ぎなどもありません。

話にリアリティがでる

頭の中とはいえ映像の見たままを話すのでリアリティが増します。

色や質感、温度感などの細かいところまで実感を持って話すことができます。

リアリティがあると、その分聞き手にもリアルに伝わります。

たとえ作り話でも映像を思い浮かべて話していると、信じてもらえることもあるくらいです。

なので、もしウソをつくときは、映像を先に思い浮かべて話すと良いかもしれません。

聞き手の疑問に先回りできる

聞き手は、話にわからないことがあると気になってしまいます。

そしてその疑問を解決したくなります。それが「質問」という形になって現れます。

スムーズに話をしたいのに、質問がどんどん来たら話しづらいですよね。なかなか話が前に進みません。

話の結論まで映像化されていると聞き手がわかりにくいところも把握できます。

なので事前に補足説明しておいて、聞き手に疑問を感じさせずに話を進めることもできます。

話を中断しても大丈夫

たとえ話が脱線して、少々他の話題になっても焦る必要はありません。

なぜなら、映像が一時停止しているからです。

話の内容を見失うことはありませんので、一時停止のところから再生すれば、簡単にリスタートすることができます。

聞き手にも映像を思い浮かべてもらいやすい。

聞き手も映像を思い浮かべて聞いています。

やはり話し手が映像を話していると、聞き手も映像が浮かびやすいんですね。

これは一番のメリットだと個人的には思っています。

例えば、おもしろいと思う話も、聞き手は頭の中で映像を動かして笑っているんです。

特に落語を聞くとわかりますが、聞いていて登場人物や風景の「画」が頭に浮かびますよね。

聞き手はその画を動かして話を理解しています。

そしておもしろいと感じたら笑うし、悲しいと思ったら涙が出ます。

なので、聞き手に映像を浮かべてもらうことが話をするうえで、とても重要なのです。

こちらの記事も参考になりますので、ご覧ください。

練習するしかない

話し上手やおもしろい話をする人は、映像を話すことをしています。

私のように頭が霧の中の人はどうすればありありと映像化することができるのでしょうか?それはもう練習しかありません。

身も蓋もなくて申し訳なのですが、映像化を自然とできないなら、繰り返してやるしかないです。

練習方法としては、話になる出来事に出会ったら、その状況や登場人物のセリフなどを覚えておきます。

そして後で自分の頭で映像を流します。できれば、実際に話すとより良い練習になります。

自分が納得するまで繰り返すことをするしか道はありません。

突然、頭の霧が晴れ渡り、映像が流れ出すことはないわけですから。

でもそれは練習すれば話し上手になる可能性があるということです。

つまり、話し下手は努力で解決できるのです。

まとめ

私は、話し手が映像を話しているということを知らずにずっと生きてきて、話し上手な人は才能が違うと思っていました。

才能に恵まれなかったことに悩んだりも。

確かに、しゃべりは才能の部分もないわけではありません。

お笑い芸人でトップの人たちはは才能があるはずです。

しかし私たちはお笑い芸人を目指しているわけではありませんよね。

練習すれば、話し上手までいけるんです。

話し上手になって人生をさらに好転させていきましょう!

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