人前で話すことが苦手な人は多いですよね。私も苦手です。
注目を浴びるのが恥ずかしいし、何かウケることを言わないと、つまらない話と思われてしまいそうと不安になってしまいます。
それでも頑張ってプレゼンするのですが、失敗ばかりです。
プレゼンで次の言葉が出てこなくて変な空気になったり、「よくわからなかった」と言われたり。
でもそんな中でも、たまには「良かった」と評価されることもありました。
その時は何が違かったのかを書いてみようと思います。
また、失敗から学んだこともありますので、ご紹介しますね。
準備が一番大切
準備や段取りをしっかりすることが成功の近道です。
スポーツにしても何にしても準備や段取りが重要ですよね。
もちろんプレゼンも準備や段取りでほとんどが決まります。
原稿丸暗記してもいい
よく、原稿を丸暗記しておくと、本番で思うように行かなくなったときに対応ができないと言われます。
でも丸暗記はアリだと思います。
暗記のメリットは、作業がとても単純だということです。
原稿を書いてそれを暗記し、そのまま話す。
私は丸暗記してプレゼンで上手く話せたことが実際にあります。
仕事のプレゼンで、およそ20分くらいのプレゼンだったのですが、原稿を丸暗記してプレゼンに臨んで、スラスラと終わりまで話せました。
終わって会場にいた上司から「思ったよりも上手く話せるんだね」と評価をうけました。
「思ったよりも」が余計だけど、笑顔で「ありがとうございます」と返しました。
ただし、丸暗記は相当練習する必要があります。
丸暗記してプレゼンで上手くいったときは40~50回くらい通しで練習しました。
かなりの時間をかけたから成功を掴めたんです。
丸暗記も有効な方法だと思いますが、時間に余裕がある場合に限ります。
完璧でなくても伝えたいことが伝わればいい
最近は、原稿を書いて大まかに流れを覚える程度にしています。
以前は一語でも言葉を間違ったら、聞き手におかしいと思われてしまうと思って、文法的にも完璧な原稿を一言一句間違えないように話をしていました。
でも、たとえ言葉を間違っても聞き手はそこま気にしていないんですよね。
聞き手は、話の内容を理解しようとしているので、多少の間違いは聞き手自身で修正してしまいます。
さらに、聞き手には「話の内容」という情報がどんどん来ているわけです。
そんな状況で多少の言葉のミスなんかに気を留めていることはしていません。
情報処理するほうを優先するので、多少のミスはほとんど記憶にも残りません。
なので、話の「つかみ」、「言うべきキーワード」、「プレゼンの流れ」、「締めの言葉」くらいを把握して、その他の細かい部分(語尾など)はアドリブで大丈夫だと思うようになりました(実際失敗しません)。
細かいところまで完璧にする必要はなく、大体言いたいことが伝わればOKなのですから。
本番に近い状況でリハーサル
何事も初回よりも2回目、3回目の方がうまく、スムーズにできるようになりますよね。
リハーサルをして場数を踏んでおくんです。
これはとても効果がありました。
そして何より本番に近い状況を作ることが大切です。
立って話すのであれば、立ってリハーサルする。
プレゼン会場に事前に行くことができるなら、そこ行って話をしてみる。
本番をできるだけ再現できれば、精神的にも安心できますよ。
でも、本番を再現したくても会場に事前に入れない場合もありますよね。
そのときは想像力を働かせるしかありません。
どのくらい広さの会場なのか、自分の声はどう聞こえるのか、どう見られるのかを想像してイメージトレーニングします。
また、リハーサルは誰かに聞いてもらって、フィードバックをもらうのが一番効果的です。
ただ、それも難しい場合は、スマホのレコーダー機能や動画撮影をして、記録するという手があります。
自分を客観的に見られますし、本番までに改良することができます。
歩きながらプレゼンしてみる
歩いている最中にプレゼン内容を心の中で言ってみると、不思議と良い言葉や改良点が思いつくことがあります。
アメリカのスタンフォード大学の研究によれば、人はじっと座っているよりも、歩き回っているほうが、よりクリエイティブになるそう。
話す内容が決まったら、歩きながら心の中でプレゼンしてみると、より良い内容が思いつく可能性が高いです。
プレゼン本番では
しっかり準備をしても、本番で上手くプレゼンできなければ意味がありませんよね。
本番では様々なことが起こります。思った通りに運ばないことばかりです。
どういう対策をすればいいのでしょう。
顔を聴衆に向ける
聴衆は自分の方に顔が向いていると話を聞くものです。
会場で原稿を持って、ずっと原稿ばかり見て下を向いていては聞き手に内容が伝わりません。
原稿は持ち込んでもいいですが、ずっと読まないようにしましょう。
これと同様にプレゼンではパワーポイントをずっと見ている人も多いです。
ずっと見ているというか、パワーポイントの文章をずっと読んでいるんですね。
これはプレゼンする人の存在意義がないです。
パワーポイントを表示して聴衆に読んでもらえば同じことですから。
なのでパワーポイントはイメージ画像と言いたいキーワードだけにします。
そうすればキーワードの補足説明をすることになりますので、自然と聴衆に向かって話すことになります。
また聴衆はパワーポイントの文字数が多いと、受け取る情報量が多くて理解するのに時間がかかる点でも、パワーポイントはできるだけ簡易にすべきです。
その分会場全体に顔を向ける方がよっぽど良いプレゼンになります。
反応がなくても焦らない
聴衆の反応がなくても焦らないことです。
例えば、笑ってもらおうとネタを入れるも、全く笑いが起こらず、焦ってしまい次の言葉が出てこなくなるということがあります。
でも、感情がすぐに態度や言葉に現れる人ばかりではありません。
自分のプレゼンにすぐに何らかの反応を示してくれる人のほうがめずらしいんです。
反応がないからといって、つまらないと思っているわけでも、評価が低いわけでもありません。
私も講演などを聞いていて、おもしろいと思っても笑ってないこともよくあります。
もし、少しでも反応があれば、ラッキーぐらいに思っておくぐらいが丁度いいです。
忘れたら「忘れました」と言えばいい
プレゼンでの一番の恐怖は、頭が真っ白になって、どうしていいかわからなくなることですよね。最悪の状況です。
忘れてしまった場合は正直に言った方が良いです。
無理に繕ってしまうとますますどつぼにはまっていきます。
正直に話して、原稿などを再確認してり仕切り直した方が傷は浅くて済みます。
最悪の場合の対処法を決めておけば、安心材料になりますよね。
まとめ
私の経験からプレゼンの対策をご紹介しました。
精神的なこととテクニックとありますが、結局は事前の練習(リハーサル)が一番大切です。練習せずにプレゼンは上手くできません。
以前、プレゼンがとても上手な先輩にコツを聞いてみたところ、たくさん練習することだと言っていました。
単に練習するのではなく、ご紹介した方法を参考にすると効果的なので取り入れてみてください。
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