プレゼンやスピーチなど大勢の人の前で話すことは得意ですか?それとも想像しただけで気分が悪くなってしまいますか?私は具合が悪くなる方です。
そんな私ですが大勢の人の前で話している最中に心掛けるとうまく話せる方法を知っています。
実際に私がやってみてうまくいった方法をご紹介しますので、本番を控えた人に参考にしてもらえればと思います。
大勢の前で話すのが苦手な理由
そもそも大勢の人の前で話すのが苦手なのはなぜでしょうか?相手が1人であればそこまでの苦手意識はないはずです。
大勢の前で話すことになると途端に苦手に感じるのは、みんなの心をつかもうとすることがあります。
理想的には会場全体からスタンディングオベーションされるようなプレゼンやスピーチをすることでしょう。
大絶賛されてみんな笑顔でこちらに拍手してくれている状況を想像してしまいます。
そのために特別な話し方やパフォーマンスを見せないといけないと考えてしまいがち。
普段と違うことをするわけですから苦手に思うのも無理はありません。
また、大勢の人の心を丸ごと惹きつけたいがあまり、つまらなそうな顔をしている人がいたり、聞いてない仕草をしている人がいると気になってしまいます。
そっちの方が気をとられてしまって自分のプレゼンやスピーチに集中できなくなってしまうこともあります。
大勢に前で話すときに心掛けること
人前で話すことが苦手な私が心掛けていることをご紹介しましょう。
話す前に全体を見渡す
人前に出ると視線が自分に集中するので焦って話し出してしまうこともあるかもしれませんが、話し出す前にやることがあります。
それは会場全体を見渡すことです。
聴衆の一人ひとりの顔を見るように見渡します。
会場の規模にもよりますが5秒から10秒ほどかけて見渡します。
おそらく「聞く気満々の人」「笑顔の人」「表情がない人」「様子見の人」「聞く気がなさそうな人」などいろんな人がいるはずです。
全体を見渡す理由は、どんな人が聞いているか把握するためです。
また、あえて全体を見渡して数秒立った後に話し出すと決めておくと自分がその場をコントロールしている感覚が生まれて妙に落ち着けます。
会場の雰囲気に飲まれて話し出すのと比べれば断然話しやすくなりますよね。
自分が話しやすい人に向けて話す
全体を見渡した後に話し始めるのですが、自分が話しやすい人に向けて話すと良いです。
全体を見渡していろいろな人がいるのを把握したはずですから、「笑顔を向けている人」「うなずいて聞いてくれる人」「優しそうな顔の人」など自分が話しやすい人も目にしています。
4~5人に1人くらいは話しやすい人はいるはずで、10人以上になれば複数見つけられるでしょう。
そういう人に向けて話をすると話しやすいです。
自分が話しやすい人に向かって話すのですが、たまには他の人たちにも顔や視線を送ります。
そしてまた話しやすい人に戻ってきます。
話しやすい人に向けて話すのをベースとして全体にも聞いてもらうイメージです。
すべての人に気に入られる必要なし
できれば全員に気に入られたいですよね。
でもそれは不可能だと考えましょう。
どんな状況でもアンチはいますし、様々な考えがあります。大勢の人がいれば尚更です。
厄介なのは、つまらなそうな表情をしている人や険しい顔の人がとても目立つことです。
自分が話しやすい人よりもそういう人たちの方が目につくので、なんとか「話を聞かせよう」とか「こちらに振り向いてもらおう」などとやってしまいがちです。
でもそうすればするほど、聞いてくれる人へ集中することができなくなり、聞いてくれる人を逃してしまいます。
その結果1人の心もつかめずに終了ということにもなりかねません。
なので、話を聞きたくない人もいて当然で、すべての人に気に入られる必要はないと考えると結果的にうまくいきます。
楽しもうとする
ポジティブな気持ちを持つことはとても大切です。
大勢の人の前で話すのは緊張するしストレスもあります。
でもそんな状況でも楽しもうとする姿勢を持つと苦手なことにでも前向きになれます。
また予定通りに進まないこともありますよね。
というか想定外のことが起こることの方が多いです。
そういったハプニングすらも楽しむことができれば怖いものはありませんね。
本番中も楽しもうというスタンスを持っていれば自ずと成功することでしょう。
まとめ
大勢の人に話をするというと全員に向けて話をした方が良い気がしますが、そんなこともありません。
もちろん全員に聞こえる声量で話すことは必要ですが、話しにくい人に向けて一生懸命に話をするよりも、自分が話しやすい人を見つけて話す方が精神的に余裕ができます。
そうすれば自然に話を聞いてくれる人が増えてくるでしょう。
大勢の前で話すのが苦手な人が多いと思いますが、少しでもラクに話せる方法があるはずです。
ぜひご紹介した方法を参考にしてみてください。
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