たくさん話をして失敗しよう!

話し方のコツ
話し方のコツ

巷には話し方のテクニックや上手に話す方法がたくさんありますよね。

このブログでもテクニックなどたくさんお伝えしています。

実はそれらのテクニックや方法を読んだだけで満足してしまう人が少なくありません。

実践する段階までいかないのです。

これは非常に勿体ない。

実践することで自分の話し方は磨かれていくからです。

実践した中には成功することも失敗することもあるでしょう。

成功体験は自信となりますし、失敗は今後の糧になり役に立ちます。

よく言われている言葉をご紹介します「アイデアには何の価値もなく、実践(行動)することにしか価値はない」。

つまり、頭の中で考えたり知っただけでは何の価値もないということです。

話し方のテクニックや上手に話す方法を頭の中だけで知っていても、宝の持ち腐れ。

実践することで初めて価値が出るのです。

人にどう思われるか気になる

話し方に自信のない人は、「人からどう思われるのか」を非常に気にします。

私もそうなのですが、いわゆる自意識過剰です。

自分が話すことで「おもしろくない人」「頭が悪い人」「自分が否定される」「自分が笑われてしまう」と考えてしまいます。

このことが実践(話そうと)することを阻む一番の原因です。

また自意識過剰だと、講演などを聞いた後に質問を受け付けることがありますが、そういった場合も質問したいことがあってもできませんよね。

ミーティングをしていて、誰か何か意見はありますか?と聞かれて、本当は意見があるのに言い出せない。

これらすべて、人にどう思われるかを気にして行動に移せないのです。

どんなに素晴らしい話し方のテクニックを知っていようが、ウケるであろうネタを仕込もうがこのマインドを変えない限り、残念ながらそれらが価値を発揮することはありません。

※自意識過剰については下記の記事も参考になりますのでご覧ください。

失敗してやろう!というマインド

話し方を上達させるには実践が一番。

ですが、失敗したらどうしようと考えてしまいますよね。できれば失敗したくはありません。

でもそもそも失敗とはなんでしょうか。

人からおもしろくないと思われること、人からバカにされてしまうこと、否定されて自分が傷つくことなどでしょう。

考えてみてください。たとえこのような失敗をしたからといって自分の人生にどれほど影響するでしょうか。

実は思ったよりも影響がないはずです。だから失敗を気にし過ぎる必要はありません。

私は会社員時代にテレアポの業務がありました。

リストにある電話番号に上から順番に電話をして行くのですが、大の苦手でした。

テレアポは基本的に拒否されてしまうからです。中には不機嫌になったり怒ってしまう人もいます。

アポイントが取れなければその電話は失敗ということです。

私はアポイントがほとんど取れず失敗続き。

それだけでもダメージがあるのにそこに怒鳴られたりするので、もう電話したくなくなります。

でもある時からマインドを変えました。

どうせほとんど失敗するのだから、いっそのこと最初から「失敗してやろう!」と思うことにしました。

そう切り替えると気楽になり、次から次へと電話ができるようになりました。

おそらくそう考えることでメンタルが強くなったのでしょう。

ダメで当たり前なのでアポイントが取れなくても全く気になりません。

あれだけイヤだった失敗が気にならなくなったのです。

そんなマインドでテレアポを続けているとなんとアポイントが取れ始めました。

やはり実践しないことには望むものは手に入らないということを、身をもって知りましたし、そして積極的に実践(行動)するには「失敗してやろう」というマインドに切り替えることが有効だとわかりました。

失敗しても既成事実をつくれば居場所ができる

仮に、自分が話をして変な空気になったり、すべってしまったとしましょう。

あなたならどうしますか?この失敗を引きずって以後話をするのを控えるでしょうか。

これは私の後輩の話なのですが、彼は空気が読めないというか天然で、直前に説明されたことすらみんなの前で「わかりません」と質問をしてしまいます。

ちゃんと直前の話を聞いていればそんな質問は出ないはずなので、みんなこの後輩のことを「頭の悪い人」とか「ダメな人」という印象を持ちました。

でもその後輩は「ちゃんと聞いてればわかるだろ!」と周りから注意されても「あ~、すいません」と、どこ吹く風。

反省しないのか毎回のようにみんなの前でくだらない質問をし続けます。

そうすると初めは「頭が悪い」とか「バカだ」と思っていたのですが、だ身にんだんその後輩がくだらない質問をするのが「普通」になっていくのです。

そしてその後輩はくだらないことを質問しても許されるキャラとして確立していきます。

しかも、たまに私たちがわからないと思うことも質問してくれます。

その後輩のおかげで、わからないという恥をかかずに済むこともありました。

そのうちにみんなその後輩のことをバカにする人はいなくなったのです。

この話から学べることは、失敗して恥をかいても、実践を続けて既成事実になるとみんなに認められるということです。

それどころか自分の価値を高めることさえあります。

テレビ番組でも「おバカキャラ」の人がいますよね。そういう人は初めは笑われます。

でもそのうちにコメンテーターなどになって活躍の場を広げていたりしています。

おバカキャラじゃない人はとっくに消えてテレビでは見ないのに、生き残っていたりしますよね。

失敗を恐れて何もしないよりも、失敗してもいいから実践し続ける方が良いという好例でしょう。

まとめ

どんどん実践して失敗しましょうということをお伝えしました。

話し方に限らず仕事でもプライベートでも挑戦する人は得られるものも大きいです。

失敗を恐れて、いつも話すことを遠慮している人は「会話力」「トーク力」「伝える力」は身につきません。

頭の中だけの立派なアイデアや知識よりも、実践して失敗した経験の方が圧倒的に価値があります。

失敗を恐れずに話をしましょう。

それが何よりの上達の近道なのですから。

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