たった1分で言葉を噛まなくなる方法があるとしたら興味がありませんか?
この方法は私がたまたま読んだ本に書かれていたことなのですが、その本は渡辺由香さん著者の「どんなに緊張してもうまく話せる!」というタイトルの本です。
その本には、ラ行の音を練習すると滑舌が良くなるのだと書かれていました。
しかも所要時間はたったの1分。
実際やってみると、確かに舌が滑らかに動くようになったと実感できました。
とても簡単で効果もありましたので、今回はこの「どんなに緊張してもうまく話せる!」に書かれている滑舌が良くなる方法をご紹介したいと思います。
「どんなに緊張してもうまく話せる!」の紹介
著者の渡辺由香さんは慶応義塾大学卒業後、テレビ朝日にアナウンサーとして入社。
独立後フリーアナウンサーや話し方講師、企業向けセミナー講師も務めているそうです。
本書の内容は「緊張しない人はいない」、「PREP法」、「数字を入れて説得力をつける」、「笑顔の力」、「自己開示をする」など話し方に悩む人に参考になることばかりですが、広く一般的に言われていることが多く書かれています。
ただ、第4章「大切なのに誰も教えてくれない話し方と振る舞いの基本」の第一節「『ラ行』を30秒間繰り返すと噛まなくなる」については、私はネットや他の書籍では見たことがない内容で特筆すべきだと思います。
ちなみに、出版元は株式会社日本実業出版、価格は定価1400円(税別)です。
「ラ行」と「レロ」で噛まなくなる方法
早速、「ラ行」と「レロ」で噛まなくなる方法についてご紹介します。
話すときに噛んでしまうのは緊張せいではなく、舌の筋肉が半分寝ているからだそうです。
なので話し出す前にウォーミングアップが必要とのこと。
噛んでしまうのは緊張のせいではない
「舌の筋肉が半分寝ている」とは、どのような状態でしょうか?
その説明の前に一度、「東京特許許可局(とうきょうとっきょきょかきょく)」と口に出してみてください。
噛まずに言えましたか?「東京特許許可局」と話そうとすると、あなたの脳から舌には、「『東京特許許可局』と話せ」という命令が届きます。
(中略)「東京特許許可局」を噛まずに言えたのだとしたら、それまでに話すことなどを通じて十分舌の筋肉を動かしていたからだといえます。
(中略)「とうきょうきょっきょ・・・」などと噛んだとしたら、それはあなたの「舌の筋肉が半分寝ている」せいなのです。
どんなに緊張してもうまく話せる!
「東京特許許可局」にトライしたら「とうきょうとっきょきょきょく」と噛んでしまいました。どうやら私の舌も半分寝ているみたい。
たった1分間の練習で実力以上の発音ができる
舌の筋肉を起こすウォーミングアップは、話し出す前に「ラ行」の音を練習するだけです。
ここで「ラレリルレロラロ」を繰り返し30秒言ってみてください。
(中略)「ラ行」の音は日本語のなかでも、舌の筋肉を最も大きく動かす音です。
(中略)プレゼンやスピーチ、面接などの本番5~15分前には、「ラレリルレロラロ」の音を30秒間、さらに「レロレロレロ」という音を30秒間、合計1分間の発音練習しましょう。
そうすればたった1分間の練習で自分の舌とは思えないくらい、なめらかに発音できるはずです。
どんなに緊張してもうまく話せる!
「アエイウエオアオ」「カケキクケコカコ」・・・「ワエイウエオワオ」とア行からワ行まで一通り音を出してみると、確かにラ行の音は、舌が上あごに触れて、それから弾くので舌が動きます。
ナ行も同じ様な舌の動きをしますが、ラ行の方が、舌が大きく動いている感じがするのでラ行を繰り返すと舌のトレーニングになりそうです。
「ラ行」の繰り返しを実際にやってみた
実際に時計で秒数を計りながら「ラレリルレロラロ」を30秒間繰り返して、次に「レロレロレロ」という音を30秒間繰り返し、合計1分間の発音練習してみました。
30秒というとあっという間に思うかもしれませんが、発音を繰り返しながらだと、けっこう長く感じました。
最初の10秒経過したくらいで舌が疲れてきます。
「レロレロレロ」になると「ラレリルレロラロ」とは違った動きになって一瞬気分転換になりますが、舌をさらに激しく上下動させなくてはなりません。
こんなに舌を上下動させたことはないくらいに。
やっと「レロレロレロ」も30秒終わって、「東京特許許可局」に再トライしたら、私の舌が眠りから完全に覚めたようです。
噛まずに、そして驚くほど滑らかに「東京特許許可局」を言うことができました。
たった1分間でここまで違うのであればやる価値があります。
まとめ
「どんなに緊張してもうまく話せる!」という本の「ラ行」と「レロ」で噛まなくなる方法をご紹介しました。
この方法の良い点は本番前に短時間でできることです。
プレゼンやスピーチ、面接などで早口言葉を言う機会はあまりありませんが、言葉を噛んで恥をかいたり、焦ったりすることがなくなると考えれば、本番前にやっておいて損はありませんよね。
自分が話をする重要な場面でぜひ思い出して実践してみてください。
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