話を上達させるには、「たくさん話すチャレンジして、失敗しましょう、経験からしか学べないからです」と、よく言われます。
車の運転でも、事故を起こしたくないからと乗らなければ、運転技術は上達しないのと同じです。
確かにその通りなのですが、やっぱり失敗するのは怖いですよね。
「相手に興味がないことを話してしまったら、どうしよう」とか「盛り上がっているのに、自分が話したことで盛り下げてしまったら、悪いな」と、考えてしまい話すのを躊躇してしまいます。
このように大人しく静かに立ち回っている人は、実は多いのではないでしょうか。
トークに苦手意識がある私もそうで、人の評判を必要以上に気にしてしまい、話す機会があるのに避けていました。
話さなければ、失敗してケガすることもありません。
でも一方で、話をしたいという気持ちも持っています。
自分が話をして盛り上げられたら、どんなに気持ちが良いだろうとも思います。
盛り上げるために話を上達させる必要がありました。
上達するには、たくさん話すしかありません。
でも失敗は怖いし、失敗しても気にしない強靭なメンタルを持ち合わせてもいません。
では、どうしたら良いのか?考えた結果、失敗してもできるだけケガしない方法をとれば良いと気づきました。
話すうえで怖いと思うこと
話をして失敗したらどうしよう、と考えることがありますよね。
でも、そもそも失敗とは何でしょうか?何をそんなに恐れているのでしょうか?
つまらないと思われてしまう
話すうえで恐れることは、話が相手に受け入れられないことです。
「ウケない」とか「すべる」とも言いますね。
私の場合、「つまらない」と思われることをとても怖がっていました。
つまらない話をする人、つまらない人間という印象を与えてしまうことを極力しないように行動してきました。
数人で雑談していて、話せるタイミングがあっても、ウケない話をして空気を変えてしまうのではと、遠慮することも多かったです。
存在感がなくなる
私は、話さないでいることで、つまらない人間とは思われませんでした(多少は思われてたかも)。
ただ、自分のことを話さないので、良くも悪くも無害な人という印象になってしまいました。
つまり、存在感がない人になってしまったのです。
存在感のない人というレッテルも困りました。
たまに発言しても、ほとんど相手にされないようになってしまったからです。
普段の行動がこういうときに出るのだと思い知らされました。
ウケなかったらどうしたらいい?
何事も失敗しても大丈夫という保険があれば、どんどんチャレンジしますよね。
車の運転で事故を起こしても、損害が補償されるのであれば、安心してドライブに行けます。
話す場合も同じで、話がウケなかった場合の保険があれば、チャレンジもしやすいというものです。
ウケなかった状況を説明する
話をして、ウケなかったり、盛り下がってしまったと感じたら、そのままそのことを言ってしまうのが簡単です。
「あ、静かになっちゃった」や「全くウケませんでしたけれども」、「すごいシーンとなったね」など。
ウケなかったり、盛り下がったというのは相手も感じています。
そのことを自ら指摘することで、ツッコミを入れたような状況になり、笑いが生まれて挽回できる可能性があります。
ウソにしちゃう
話をして、相手を引かせてしまったときなどに使えます。
例えば、おもしろいと思って言った軽い下ネタがまったくウケずに引いてしまった場合。
「ウソ、ウソ、ウソ」や「今のは間違い、間違い」と訂正をすることで、引かせるつもりはなかったということを相手に伝えられます。
他人のせいにする
「って、〇〇が言ってました」。
ウケなかったのを他人のせいにしてしまい笑いをとるパワーワードです。
まとめ
話がウケずに空気が悪くなってしまったら、と考えて話すことをためらっているのであれば、空気が悪くなったときの対処法を事前に準備していればいいのです。
失敗した場合に言うフレーズを備えていれば、チャレンジするハードルも低くなります。
すると、結果的にチャレンジする回数が増えます。
たくさん話す機会を作って、自分のトークを改善していってみてください。
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