トーク力が上がる!話の序盤の話し方テクニック

話し方のコツ
話し方のコツ

「トークがおもしろい」とか「話し上手」という人がいますよね。

「話のうまい人」や「トーク力がある人」は、自分の話に相手を惹きつけることができるので、仕事でもプライベートでもうまくいっているように見えます(ホント羨ましい)。

では、「トーク力がある人」はどのようなテクニックを持っているのでしょうか。

調べたところ、話し上手な人はトークの序盤に相手を惹きつけてる工夫をしていることがわかりました。

話の序盤は様子見している

話の序盤では聞き手は様子見をしています。

どんな内容の話なのか、自分に関りがある話なのか、おもしろそうな話なのか。

実は話の序盤はとても大切です。

それは、聞き手が話に関心を示すかどうか判断する段階だからです。

ここで興味を惹きつけておけないと、聞き手は話に集中しなくなってしまいます。

そうすると何を言いたいのか伝わらなかったり、つまらない話という印象を持たれてしまいかねません。

話の序盤というのはそのトークが良くなるか悪くなるかの分岐点になり得るわけです。

話の序盤でいかに巻き込むか

話の序盤に聞き手をいかに巻き込めるかが重要になります。

話の序盤では内容に頼ることができませんので、話し方に工夫が必要です。

話の序盤に簡単にできるテクニックをお伝えします。

問いかけをする

聞き手を巻き込むには問いかけを入れると一番良いです。

「〇〇って知ってる?」や「〇〇なんてことありませんか?」など。

話し手が問いかけをすると聞き手は問いかけられた内容を考えますよね。

自分の頭の中で答えを出そうとします。この時点で聞き手を巻き込んでいる状態にできます。

もっと言えば、トークを「問いかけ」で始めれば、スタートから聞き手を巻き込めるわけです。

また問いかけで始めると、話し手が何の話をしようとしているか聞き手に伝えられることにもなります。

例えば「話のネタに困ったことありませんか?」と始めれば、会話や話し方などコミュニケーションの話かなと聞き手は予想をつけて話を聞くことができます。

文中に「ね」を入れる

「ね」を入れるのも効果的です。

文末に「ね」を入れた場合は付加疑問文の働きをします。「〇〇ですね」とか「〇〇なんだよね」など。

例えば「今日は暑いですね」と言われたら、暑いということに同意を求められているわけですから返答をすることになります。

返答するために聞き手は頭で考えることになりますから質問したときと同じ効果があります。

そして「ね」の素晴らしいところは、付加疑問文にする意図がなくても聞き手の注意を向けることができる点です。

例えば「昨日、北海道に行ってきたのね」という文には付加疑問文にする意図はありません。

でもこう言われると「うん」と相づちを入れたくなりませんか?単に「昨日、北海道に行ってきた」と報告されるように言われるよりも自分に語りかけられている感じがしますよね。

だから相づちをして返答してしまいます。

相づちをするごとに聞き手の注意を向けられるのです。

極端に言えば「昨日ね、北海道にね、行ったのね」とすれば1文で3回注意を向けられます。

もちろんやりすぎるとクドくなるので控えましょう。

また文中に「ね」を入れると話に間(ま)ができるという効果もあります。

間(ま)があることで聞き手は情報を整理できますし、話し手は息継ぎするタイミングもできることになります。

文末を「よ」で締める

「ね」の次は「よ」です。

文末を「よ」で締めるのも聞き手に注意を向けさせるのに効果的です。「〇〇だったんだよ」とか「〇〇なのよ」など。

文末の「よ」は終助詞の「よ」と言われ、聞き手の注意をうながしながら自分の話を言い聞かせるという効果があります。

例えば「昨日、ほとんど眠れなかったのよ」と言われると「へぇ」「そうなの」とか言いたくなりますよね。

単に「昨日、ほとんど眠れなかった」と独り言のように言われるよりも自分に向けて言われている感じがします。

だからリアクションしたくなるんです。

ただ使用上の注意としては、「よ」は聞き手が知らない内容を、それを知っている話し手が「教える」という構造になりやすいので、高圧的または権威的なニュアンスを聞き手に与えることがあります。

目上の人に対して「よ」を用いる場合は注意が必要ですね。

まとめ

話の序盤にやっておくと良い話し方のテクニックをご紹介しました。

どのテクニックも簡単ですぐに自分の話に使えるものばかりです。

あまりおもしろいエピソードトークでも話に引き込みやすくなりますので、テクニックを使わない場合よりも聞き手の反応は良くなるはずです。

話の序盤に巻き込んでしまえば聞き手は味方になってくれます。

スポーツも、アウェイよりもホームの方が勝率が高いのと同じ様に、敵(話に無関心な人)に向かって話すよりも味方に向かって話をするほうがやりやすいですよね。

トーク力のある人は、話に好感を持ってもらう(味方にする)のが上手いのです。

ぜひご紹介したテクニックを使ってトーク力を高めちゃいましょう。

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