「話し上手」と「話し下手」の根本的な違い

話し方のコツ
話し方のコツ

あなたは話し上手ですか?世の中には話が上手な人もいますし、そうでない人もいますよね。

私は話が上手ではありません。というか下手なほうです。

なぜ上手に話せる人と話せない人がいるのか。その違いは何なのかを調べてみました。

調べてみると根本的な違いがあることがわかりました。

話し下手な人は「自分」がメイン

話し下手な人や苦手な人は、主に自分のことを考えて話をしています。

自分がどう話すか

雑談でもプレゼンでも商談でも自分がどう話すかに一生懸命になります。

どうやって上手く言葉を発するかに集中するとも言えます。

相手が理解しているかどうかよりも、自分が滑らかに言葉を発することができれば満足です。

むしろ、滑らかに話せれば相手は理解できるはずと考えます。

なので、例えばプレゼンするとき、緊張などで言葉が出てこない状況をとても恐れます。

雑談で話を振られても、何も話せなかったり、たどたどしくなったりした場合、うまく話せないとかなり気にしてしまいます。

それは話し上手な人は流ちょうに話せる人と考えるからです。

自分がどう思われるか

話し下手な人は、自分がどう思われるかをとても気にします。

自分が話をすることで「自分が否定されてしまうのではないか」、「自分が笑われてしまうのではないか」、「自分がダメな人間だと思われるのではないか」、「自分がつまらない人間と思われるのではないか」、「自分が嫌われるんじゃないか」など必要以上に考えてしまいます。

私も当てはまるのですが、一般的に言われる「自意識過剰」ということです。

自分が失敗しないか

自分が失敗しないことを最優先に考えます。

失敗というのは、「沈黙が起こってしまうこと」、「相手の反応が良くないこと」などです。

話をして失敗するよりは、ほとんど話さずに失敗しないほうがマシであると考えます。

なので、いつまでも話を上達させる機会が持てません。

話したい気持ちはあるのですが話せない人も多いです。

話し上手な人は「相手」がメイン

話し上手な人も自分のことを考えています。でもそれ以上に相手のことを主に考えています。

相手にどう伝えるか

伝えるにはどうすればいいか考えています。

「言葉を発する」よりも「伝える」ことが優先されます。

相手の方を向いて、時にはアイコンタクトをして伝えることをしています。

声量は小さいよりも大きいほうが伝わります。

おもしろかったことを伝えたいならば、笑顔や明るいトーンで話したりします。

そうすれば、「おもしろい」ということがより相手に伝わるからです。

流ちょうに話したいのではなく、相手に伝えたいから話をするのです。

相手が理解しているか

相手が理解しやすいように話をします。

要点や結論を先に話したり、間(ま)を適度に入れたり、具体例や例え話を入れたりして理解しやすくする工夫があります。

また、話の内容を相手が理解しているか相手の表情や言動から読み取ります。

話すことばかりに集中しているわけではないので、相手の様子を見る余裕があるんです。

わからないような様子をしていたら、もっと詳しく話をしたりして、臨機応変に対応します。

例えばプレゼンの場合、準備した原稿通りに話すのではなく、そういったアドリブを行うわけです。

話が上手な人は、そもそも原稿を準備せず話すべきキーワードだけ準備して話す人もいますね。

相手に合っているか

相手に合わせて話をします。

子どもや高齢者に話すときはゆっくり大きな声で話しますよね。

それと同じで一方的に自分のペースで話すのではなく、常に相手の状況に合わせて話すスピードやテンポを変えています。

また話題についても、話のプロである落語家は会場の雰囲気に合わせて急遽演目を変えることもあるそうです。

落語家のように話題を急遽変えるまではいかなくても、自分が話そうと思いついたことばかりを話すのでなく、相手との共通点や相手が興味を持っていることを話題にしたほう盛り上がります。

そして普段からそういった話題を集めるためアンテナを立てているのです。

まとめ

話し下手な人は「伝わることよりも言うことに一生懸命」なことが多いです。

自分の言うことにばかりに気をとられてしまっています。自分、自分と矢印が内側へ向かっているイメージです。

一方、話し上手な人は相手や聴衆へ向けて矢印が外側に広がっているイメージです。

「自分」がメインになっている人は、少しでも「相手」に目を向けてみましょう。

「どうやったらうまく話せるか」から「どうやったらうまく伝わるか」という観点に変更してみる。

プレゼンだったら、聞き手はどういう人たちなのか詳しく調べてみる。

話すことは、伝えるという目的を達成するための1つの手段にすぎません。

うまく話すことが目的になってしまっていませんか?たとえ流ちょうに話せなくても内容が相手に伝わればOKです。

なぜなら伝えるという目的が達成できたからです。

「自分」から「相手」に考え方をシフトすると話し方も変わってくるはずですよ。

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